出版社内容情報
目次
1 新宿(新宿駅東南口1984;新宿駅東南口2020;新宿駅東南口1984 ほか)
2 渋谷(渋谷駅ハチ公前広場1984;渋谷駅ハチ公前広場2021;渋谷駅西口1984 ほか)
3 五反田・新橋・有楽町・銀座・日比谷・東京・上野・浅草・秋葉原・御茶ノ水・池袋・赤坂・代々木(五反田・山手線1984;五反田・山手線2020;五反田・池上線ガード下1984 ほか)
著者等紹介
善本喜一郎[ヨシモトキイチロウ]
1960年生まれ。東京写真専門学校で森山大道、深瀬昌久に学ぶ。1983年、平凡パンチ(マガジンハウス)特約フォトグラファーとなり、取材からグラビアとあらゆるものを撮影した。ターザン、ブルータス、ポパイ、リラックス各紙で特集やタイアップ広告を数多く撮影した。2001年に広告写真家としての登龍門「年鑑 日本の広告写真」に北島康介Arena2002広告で入選(以後3期連続入選)を機に公益社団法人日本広告写真家協会会員となる。現在は同協会専務理事、一般社団法人日本写真著作権協会理事を務める。2008年より宣伝会議「編集・ライター養成講座」で編集者やライター、「フォトディレクション基礎講座」で企業の広報担当者に写真の基礎を教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
237
1984年は、私が上京した年なので、興味を持ち読みました。37年前で懐かしい感じですが、新宿なんかはあまり変わっていない雰囲気です。どうせなら激変した六本木、品川、大崎あたりに焦点を絞った方が良かったのではないでしょうか? https://kiichiroyoshimoto.jp/2021/05/26
真香@ゆるゆるペース
141
図書館本。1984年と2021年に新宿、渋谷、銀座など東京の同じ場所で同じアングルから撮った写真集。37年間でどのように様変わりしたのか、今昔が対比できるようになっている。ここまで変わったのかという景色もあれば、今もそんなに変わっていない景色もあり、東京出身でない自分でも興味深く楽しめた。ただ、1984年は既にカラー写真が普及していたはずなので、個人的には白黒ではなく、カラーで見てみたかったかも。その方が、当時の空気感や匂いがよりリアルに伝わってきてた気がするので。2021/10/21
きみたけ
102
ちょっと息抜き😅 新宿・渋谷・上野など東京各所の37年前の写真と今現在の写真を並べてタイムスリップを体験できる一冊。ただ写真を並べることなく、カメラアングル・構図・季節や時間などを工夫しており「定点観測写真」としての完成度の高さが伺えます。新宿東口交差点の「ワシントン靴店」が「ABCマート」に、「カメラのさくらや」が「ビックカメラ」に変わっているのが面白いところ。昔ながらの居酒屋や看板が残っていると何だかほっこりしますね😆2022/05/04
まちゃ
91
1984年の東京と現在の東京を同位置から撮影したものを並べた写真集。1984年が白黒で現在がカラー。コロナ禍を反映して現在の写真は人々がマスク姿、人出も少なめ。大きく変わった風景も、それほど変わっていない風景もありました。看板などの街の雰囲気は、1984年が猥雑でエネルギッシュ、現在が小綺麗な印象(少なくとも上辺は)。新宿駅東南口やタカシマヤ辺りはだいぶ整備されてますね。代々木八幡踏切は、1984年 LSE7000形、2021年 VSE50000形と小田急ロマンスカーを同じアングルで撮影していて面白い。2021/06/05
keroppi
80
1984年と2021年の東京の街並を同位置で撮影している。1984年というと、すでに就職し、この街で暮していたのだが、すでに記憶の彼方に飛んで行っているところもある。これくらい街は変貌を遂げているし、自分も変わってしまったということか。今日、紀伊國屋書店地下のカレー屋さん「モンスナック」が7/15閉店の事実も知り、少し感傷気味になっている。さらに変化は続いているのだ。現在の写真がコロナ禍ということもあり、1984年より寂しげに感じてしまう。この2021年の写真も懐かしむような賑わう未来が訪れることを願う。2021/06/17