アメリカから遠く離れて

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309291109
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0073

出版社内容情報

戦前から豊饒なアメリカ=世界の映画・音楽を浴びて育ったジャズ評論家と、その後輩の批評家が文化体験を語りあう贅沢極まる対談集。

内容説明

ジャズ評論の大長老と映画批評の巨人による饗宴がはじまる。『國民の創生』『教授と美女』『阿片戦争』…映画と記憶に誘われ語られる、いい加減で真剣な文化とのつき合いかた。

目次

1章 二〇一八年十一月二十九日(「カクテル・フォー・トゥー」;瀬川昌久の幼少期 ほか)
2章 二〇一八年十二月二十一日(瀬川少年、海軍に憧れる;「京都学派」と新聞小説 ほか)
3章 二〇一九年四月二日(『A Lion Is in The Streets』;忘れじのヒューイ・ロング ほか)
4章 二〇一九年四月二十六日(リンカーン殺しに扮するラオール・ウォルシュ『國民の創生』;映画の中の黒人の描かれ方 ほか)
5章 戦前の日本映画アンソロジー(小津のモダニズムと一九三〇年代京都ヌーヴェル・ヴァーグ;高級車と職業婦人の描き方、あるいは伏水修という監督 ほか)

著者等紹介

瀬川昌久[セガワマサヒサ]
1924年東京生まれ。少年時よりジャズを愛好し、1950年代ビジネスでニューヨークに滞在中チャーリー・パーカーやギル・エヴァンスに接してその研究に努む。帰国後、ジャズ、レヴュー、ミュージカルなどの企画・評論に従事。現在、社団法人日本ポピュラー音楽協会名誉会長、月刊誌『ミャージカル』編集人。永年にわたるジャズ音楽とミュージカル普及の功績により、文化庁長官賞を受賞

蓮實重彦[ハスミシゲヒコ]
1936年東京生まれ。仏文学者、映画批評家。1997年から2001年まで東京大学総長。映画・文芸批評から創作まで幅広く精力的に活躍。85年雑誌『リュミエール』創刊編集長、77年『反=日本語論』(筑摩書房)で読売文学賞、83年『凡庸な芸術家の肖像(マキシム・デュ・カン論)』(青土社)で芸術選奨文部大臣賞、『監督 小津安二郎』(筑摩書房)で映画書翻訳最高賞、『伯爵夫人』(新潮社)で三島賞受賞をそれぞれ受賞。1999年、フランス政府より芸術文化コマンドゥール勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しゅん

14
瀬川さんが亡くなったと聞いてこの対談篇。1945年に20代前半だった若者(瀬川氏)がアメリカ文化と日本の空気をどう感じていたか。とても貴重な発言だと思う。特に、高校時代に京都学派びいきと日本浪漫派びいきの先生が対立気味に存在していて、京都学派は戦争に対して消極的であったにも関わらず戦後パージされてしまったと語る場面は印象に強い。また、ハワイアンがモダンな音楽としてあった話も実感として強い。蓮實重彦がチェットベイカーをパリで聴いてグッときてた話もなかなかいい。知らなかった映画は普通に観たい。2022/01/01

garth

14
「先ほどタクシーに乗ってまいりましてね、なぜ安倍さんはあんなに支持率が下がらないのか、それをどう思うのか運転士さんに訊いたら、お客さんそれは簡単ですよ、他に人がいないからです、というんです」蓮實重彦がこんな直截なことを言っている!2021/01/03

GO-FEET

4
対談の出だし、両者の〈エエとこのぼんぼん自慢〉みたいなやり取りが、個人的には少々気持ちが悪いのだが、去年の末にお亡くなりになられた瀬川昌久さんに合掌……もうこれだけの記憶力で戦前・戦中・戦後のことを語れる者がいない(=生きていない)のは残念至極……2022/06/12

オールド・ボリシェビク

3
元東大総長で映画批評家、作家の蓮見重彦氏は1936年生まれ。瀬川昌久氏は蓮見氏の12歳年長で三島由紀夫の同級生、銀行マンの傍ら、戦後のジャズ評論に足跡を残してきた人物である。ともに学習院出身。初めは高踏的なじいさんたちの自慢話かと思って読みだしたのだが、さにあらず。戦前の東京の雰囲気や、音楽シーンなどが生き生きと蘇る対談である。戦前・戦後間もなくの映画から照射される文化的成熟度も語られていて興味深い。複製文化としての映画やレコードなどの価値、すなわちアメリカ文化をもっと評価すべきだったという指摘も面白い。2024/10/21

chiro

3
蓮實重彦と瀬川昌久という映画・音楽を評する重鎮による語りは1930年代以降のアメリカとヨーロッパ、そして日本の作品群を網羅したもので取り上げられたどの作品も目にしてみたいと思わせるものであった。2021/01/23

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