内容説明
かつてはセイロンと呼ばれ、紅茶の産地として親しまれているスリランカ。ココナッツや豊富な野菜類に加え、薬効のあるハーブとスパイスを多用するレシピはまさに薬食同源。アーユルヴェーダの知恵が日常に息づいていることを感じさせます。しかも米を主食とし、日本の鰹節とそっくりのモルディブフィッシュを旨味として使うので、日本人にもなじみやすい味わいです。材料さえそろえれば作り方は、煮るだけ、炒めるだけ、あえるだけ、といたってシンプル。インド料理、スパイス料理に精通した著者が、スリランカの本場の味を、日本でもおいしく再現できるように研究した日本初のレシピ本です。
目次
1章 はじめてのスリランカ料理
2章 肉と魚介のカレーとおかず
3章 野菜たっぷりのカレーとおかず
4章 スパイスの香り高いサイドディッシュ
5章 カレーに合うご飯とパン
6章 あとひくおいしさ、スナック&スイーツ
著者等紹介
香取薫[カトリカオル]
1962年、東京に生まれる。インド・スリランカ料理研究家。キッチンスタジオペイズリー主宰。1985年、ボランティアで訪れたインドでスパイス料理に魅せられ、本格的に研究を始める。ポリシーは、日本の気候や日本人の味覚に合う健康的なスパイス使い。スパイスの普及と、インドおよびスリランカの文化や料理の紹介に精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アズル
19
インドの近所だから、スリランカのカレーも似たようなものかな、と思ってたら、結構違いますね。ココナツのミルクやオイルを多用しています。味の想像は今のところ全くできません(笑)。2014/12/08
アズル
17
再読。レシピを再現できそうにないです(笑)。カレーリーフもランぺも普通のスーパーではまだまだ売っていないですしね…。スリランカ料理のレストランに行って、実際食べてみたいです。2015/02/03
ラルル
17
スリランカ料理の本ってこれが日本初だそうです。どの料理も凄く美味しそう。先日私が作った玉ねぎのチャツネってもしかしてスリランカのシーニサンボーラだったのかな?(インド料理屋で初めて食べて美味しかったので真似して作ってみた)。日本では聞きなれないスパイスが出てきますが、代用出来るものが書いてあるので助かります。にしてもココナッツの使用率ハンパ無いです。殆どの料理に入ってる勢い。ミルク代わり、油代わりに使うのでガンガン出てきます。2013/11/22
べっちー
6
お気に入りのスリランカカレー屋に出会ったので興味を持って読んでみた。読み物としても面白いがレシピとしては材料入手のハードルが高い!アレンジするヒントはたくさんいただきました。2019/01/05
nori
5
I made some recipes and felt not much influence of 鰹節. While thunapaha has been made, rampe could not be got, I wonder its importance. I traveled in Colombo 1970s and remember very hot but tasty. Unfortunately, my dishes could not remind me of those 2021/09/28