出版社内容情報
ワールドカップとチャンピオンズリーグを頂点として一つに統合されてゆくフットボール世界。その現在と未来を俯瞰的に描く。
内容説明
肥大するマーケットに絡む国家予算レベルのグローバルマネー。市場原理の名のもとでエスカレートするインモラルな取引の光と影。商品としてのメガスターの周囲に蠢く代理人と投資ファンド。日常のスペクタクルを脅かす新時代の八百長とウルトラスの存在。ワールドカップからチャンピオンズリーグ、そして各国リーグまで、この星で最も愛されるスポーツの「現在」と「未来」―。
目次
第1章 FIFAゲートとワールドカップの未来(FIFAゲートの勃発;すべては2010年12月2日に始まった ほか)
第2章 クラブ資本のグローバル化(ミランとインテル、中国資本の傘下に;EU外資本がグローバル化を加速する ほか)
第3章 クラブ市場のグローバル化(R・マドリーは世界最強のスポーツエンタメ企業;メガクラブの競争力を左右するグローバル市場 ほか)
第4章 グローバル化の歪み 膨張する移籍市場と債券化するサッカー選手(移籍市場混迷の象徴としてのネイマール移籍トラブル;移籍市場から利益を吸い上げる「第三者」 ほか)
第5章 サポーターの現在と未来(ゴール裏の数千人とTVの前の数億人;ウルトラスと暴力、そして極右とのつながり ほか)
著者等紹介
片野道郎[カタノミチオ]
ジャーナリスト・翻訳家。1962年、仙台市生まれ。東京都立大学人文学部卒。1995年よりイタリア、ピエモンテ州アレッサンドリア在住。海外サッカー専門誌を主な舞台に、ピッチ上で起こる純スポーツ的な事象にとどまらず、その背後にある社会・経済・文化にまで視野をひろげて、イタリアサッカー、欧州サッカーの魅力と奥深さを多角的に伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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サンフランちんすこう
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