双葉文庫<br> 緋色の残響

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双葉文庫
緋色の残響

  • 著者名:長岡弘樹【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 双葉社(2023/06発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
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  • ISBN:9784575526684

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内容説明

強行犯係の刑事にして一人娘の母親でもある羽角啓子。中学生の娘、菜月の将来の夢は新聞記者になることだ。そんな菜月がかつて通っていたピアノ教室で、女子生徒が急死した。死因は食物アレルギー。不慮の事故かと思われたが、菜月のある行動によって真実が明らかに(表題作/『推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ2019』選出)。45万部超ヒット作『傍聞き』で圧倒的な存在感を放った母娘コンビが、身の回りで起きた事件の真相に迫るシリーズ第一弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

123
★★★★☆☆☆☆☆☆『傍聞き』に登場した刑事・羽角啓子と娘・菜月が活躍するシリーズ第1弾。菜月がかつて通っていたピアノ教室で生徒が突然死する。ピーナッツのアレルギーによるショック死かと思われたが…(「表題作」)。一風変わった母娘の周辺で起きる「色」に纏わる5編の短編集。無駄な描写を極力省き、序盤に披露される蘊蓄が事件解決の鍵となるのだが、碁石やメダカなど状況証拠にもならない無理筋な推理に萎えた。私が刑事なら「一人の中学生の周辺でこれほど殺人や不審死が続くはずがない」と、一連の事件への菜月の関与を疑います。2024/11/27

がらくたどん

60
菜月ちゃんアルバム②「赤い封印」の方が出版は先なのだがそちらは中三の菜月ちゃんなので「アルバム」としてはこちらから。本書は中一から中三までの菜月ちゃんと啓子さんの物語。中学生になり「新聞部」に入り取材力(刑事の母には守秘義務があるのでなかなか難しい)も推理力もグングン成長中の娘の行動力を母は心配すると同時に感心したり軽いライバル意識を持ったり。表題作や「無色のサファイア」辺りは娘の名探偵ぶりが際立って愉快。「黒い遺品」は早逝した父との思い出が印象的。本当のことを知りたい。少女の真直ぐな視線が眩しい短編集♪2023/09/24

のんちゃん

49
刑事の啓子と中学生の娘、菜月の母娘が身の回りの事件を解決する短編集。短編推理物として名を馳せる『傍聞き』もずいぶん昔に読んだし、沢村一樹さん主演でドラマ化された作品も読んだ記憶がある。が、読メ登録後はご無沙汰だった。「ストレートの推理小説」と私は長岡作品を称したい。主人公も常識人だし、犯行を暴く過程も無理のないものであり、そこに少しの哀愁や人情もある。ご無沙汰していたのが申し訳ないくらい惹き込まれて、遅読の私が一日読みで読了だった。『教場』が目立っていて、なんとなく離れていたが、また、長岡作品読もうっと。2024/04/09

ううちゃん

46
刑事の啓子と娘の菜月シリーズの短編5つ。派手な展開はないが、静かにそれでいて確実に犯人を突き止める。アロエにそんな作用があったとは知らなかった。確実ではないのだろうけど。それにしても菜月は周りがこれほど時間に巻き込まれても、平然としすぎでは…。次作、菜月は高校生かな。楽しみに読もう。2024/04/10

カブ

39
「傍聞き」で母娘に出会う。優秀な刑事の啓子、その娘・菜月のコンビで事件を解決していく。そんなに都合よく事件が起こる訳ないと思うが、読んでいて痛快で応援したくなる。続編にも期待!2024/01/01

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