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ニッポン大音頭時代―「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309276137
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

時に大衆を鼓舞し、笑わせ、郷愁を誘う強靭なリズム。驚くべき誕生秘話から現在の姿まで、その変遷から「流行音楽」のかたちに迫る!

【著者紹介】
1975年、東京生まれ。ライター、編集者。著書に『関東ラガマフィン』、編著書に『大韓ロック探訪記』、共同監修『GLOCAL BEATS』などがある。

内容説明

大衆を鼓舞し、笑わせ、郷愁を誘う強靱なリズム。戦前の驚くべき誕生秘話から現在の姿まで、その変遷から日本人の“こころ”に迫る。

目次

第1章 音頭はどこからやってきた?
第2章 音頭のスタイルを確立した「東京音頭」
第3章 炭坑労働者たちが愛した「炭坑節」
第4章 “国民音楽”として収奪された音頭
第5章 冗談音楽として新展開をむかえる音頭
第6章 変わりゆく地域共同体とアニソン音頭
第7章 アイドル音頭によって多様化する音頭
第8章 音頭は海を越え、世界を踊らせる
第9章 未来の音頭のかたち

著者等紹介

大石始[オオイシハジメ]
1975年、東京生まれ。ライター、編集者。雑誌編集者を経て、08年からフリーランス。世界各地の大衆音楽/文化から日本の祭りや伝統芸能、民謡までを追いかけ続ける。旅と祭りの編集プロダクション「B.O.N」所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

27
音頭といえば、ナイアガラもとい大瀧詠一が登場は読めたけど山本正之は読めんかったな!ヤットデタデタやっと出たー!2015/10/29

ばんだねいっぺい

13
ドドンガドン。個人的には今だったらクレイジーケンバンドのデトロイト音頭。2016/02/20

kenitirokikuti

10
図書館にて。再読。前読んだのは団塊ジュニアのアニメ音頭の所だったが、今回は居住地の音頭を調べるために手にした。現在、我が我孫子市の公式音頭はかっぱ音頭。昭和36年に我孫子町と商工会が共催して作成した創作郷土民謡(東芝)である。昭和45年、市制施行(我孫子町、湖北町、布佐町が合併)。我孫子音頭、湖北音頭もあった。こちらは戦前の東京音頭や丸の内音頭の流れにあるモダンなやつだったようだ▲東京音頭、「ハァ踊り踊るならチョイト東京音頭(ヨイヨイ)」に「ヤートナソレヨイヨイヨイ」。炭坑節「月が出た出た月が出た」2023/10/07

nizimasu

8
音頭とはこれまた意表をつく題材でしたが「東京音頭」のできるまでや炭坑節に始まり戦後の音頭ブームの様相。そこからパロディ(スパイクジョーンズや大滝詠一)に誌面を割きつつアイドルやアニメの挿入歌まで多種多様な音頭の世界を読み進めばっちりとはまってしまった。BGMはYOUTUBEで聴きつつ自分の過去にも随分と聴いていたことに気づきます。最後には音頭でDJをしているフクタケ氏も紹介しているが確かにDOMMUNEで放送した時にはえらい数の人が食いついたのは身近だったからでしょう。でも花柳界が起源とは何と最近なのか2015/11/29

浅香山三郎

6
『踊る昭和歌謡』、『社交ダンスと日本人』或いは、『最後のクレイジー犬塚弘』など、これまで読んできた本とも密接に関係してをり、また守備範囲がすこぶる広い本。東京音頭や炭坑節の成り立ちにかかる考察だけでも面白いのに、三波春夫、アニソンの音頭と団地的社会、アイドルと音頭、日系社会と音頭との関わりと、ごく近い時代まで考察を拡げてゐる。音頭の消費とメディアミックス的な展開との密着性を、クレイジーキャッツと萩原哲晶、ドリフの替へ歌、伊東四朗・小松政夫の電線音頭など冗談音楽を題材に説いた5章は特に面白く読んだ。2016/09/29

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