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出版社内容情報
女帝孝謙天皇に取り入った仲麻呂は権力の頂点に立ち独裁ぶりを発揮する。権限をすべて与える代償に結婚を望む天皇は仲麻呂の不実さに気づき始める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
19
この巻ぐらいから、少しずつ女帝の逆襲感があって好きだ。2017/05/17
まぁねぇ
16
皇太子から天皇になり、ますます光明皇后と仲麻呂にあやつられまくり。そのことで悩むけれど途中で思考停止におちいってします。帝王学を学んでいないといくら知識があってもだめなのね。だからn真備をはずしたのか。今回道教登場。2019/10/28
かふ
15
阿倍内親王がいよいよ孝謙天皇となったけれど女性天皇ということで政治にも恋愛にも中途半端な成り行きまかせになっていくような。そんなすきに入り込んだのが藤原仲麻呂でなんと安倍内親王の母の光明皇太后とも通じていた。そんな中で邪魔者(橘奈良麻呂の乱、高齢の吉備真備を遣唐使にしたり)を次々と消して官位を登っていく。父の聖武天皇は東大寺の大仏造立(大仏の作り方は勉強になった。作れないけど)、正倉院もこの頃で天平文化の時代だったけど世の中乱れとるわ!道鏡がいよいよ登場!2020/01/05
みなみ
9
仲麻呂への愛に溺れる阿部。光明皇太后の力は強い。阿部は母の言うとおり天皇になったが、メンタルは政治家ではなく一般人で、母や藤原仲麻呂の助言のとおりに政治をおこなうしかない。彼女は藤原仲麻呂との愛に溺れる。しかし裏切られ新しい愛を道鏡に求める。うーん結局こういうことなのか…彼女はただ愛する人の子どもを産んで幸せに生きたかったんだね。氷高皇女や光明皇后とは対照的な。作品がクロスオーバーするけど、いち女性として伴侶を得て幸せに暮らしたのは長屋王の妻もそうですよね。2023/01/20
あきぽん
8
この巻は藤原仲麻呂が権力の絶頂に上り詰めていき、やがて凋落の兆しが表れるところで終わっています。弓削道鏡も登場します。孝謙天皇は、元正天皇と違って、「女の幸せ」を諦められなかったのですね。著者の里中先生ご自身は若くして結婚離婚しているそうですが、独身女性の気持ちを書くのも上手ですね。藤原仲麻呂を読者にだんだん暑苦しく思わせる描き方も見事。2016/03/07
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