出版社内容情報
モンスター・バンドの魅力に迫る野心的な論考を中心に構成。バンドのパブリック・イメージを解体・更新する刺激に満ちた一冊。
目次
第1章 レッド・ツェッペリンとその磁場(「自伝」に抗い続ける燐光性の肖像群―『Jimmy Page:The Photographic Autobiography』を読む;コミュニケイション断絶―ツェッペリン・バッシングの真実;私たちは「幻惑されて」いた?―歌詞の世界に近づくツールとしての対訳を考える;仰角構図と縦空間―ペニー・スミスが捉えたレッド・ツェッペリン;光と影の完璧なバランス―エントランス・バンド、レッド・ツェッペリンを語る)
第2章 レッド・ツェッペリンの作品(レッド・ツェッペリン;レッド・ツェッペリン2;レッド・ツェッペリン3;レッド・ツェッペリン4;聖なる館 ほか)
第3章 レッド・ツェッペリンと300枚のアルバム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
22
図書館本。レッド・ツェッペリンを様々な角度から分析。読み応えあり!知らなかったことや、先日の映画「レッド・ツェッペリン ビギニング」で知ったことなども含まれていて、今までこの人たちの何を観ていたのだろうと思わされた。ツェッペリンを聴きながら読むのが何よりも楽しかった。★★★★✩2025/10/11
aloha0307
7
最近発売された 聖なる館 までカバーした最新Led Zep解説本。 CD日本語訳への批判的コメントが特に良かった。 質の低さがずっと残念だったんだ。 例えばアルバム ”Presense” の”For Your Life♪ は、”いのちに代えても”だよな...for を ”ために” の思い込みは初心者と言われても仕方ない。2014/12/06
Kb54081271Kb
3
ユリシーズ編によるレッドツェッペリン評論本らしく歌詞の世界観に対する、やや抽象的で文芸的?な解釈が多め。評者に癖があるせいか、やたらと凡百のメタルか云々という比較が多くて興醒めするところも。他を下げて相対的に持ち上げる批評ってあまり意味がないと思う。2025/10/11
くたびれ役人
2
レッドツエッペリンの偉大さ、素晴らしさを実感できないため、理解の助けになればと思い読んでみました。Zepを愛する人たちの熱さ、過激さ(「レッドツエッペリンと300枚のアルバム」のディープパープル評がすごかったです。)がよくわかりましたが、相変わらずCDを聞いてもピンとこないのが悲しいです。2015/10/18




