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内容説明
挑みつづける不失(者)―灰野敬二の世界を開示し、そして黙示する、はじめての書。
目次
対談 音楽を求めて、「音楽」から離れて(ジム・オルーク×灰野敬二)
せめぎあう両極―言葉と即興(佐々木敦×灰野敬二)
生まれ、変わる細胞―生命・身体・場と意識(後飯塚僚×灰野敬二)
愛・魔術・勇気―世界から見たKeiji Haino(ヒグチケイコ)
ディスコグラフィ(福島恵一)
活動記録
灰野敬二インタヴュー
著者等紹介
灰野敬二[ハイノケイジ]
1952年、千葉県生まれ。1970年、即興グループ“ロスト・アラーフ”にヴォーカリストとして参加。74年に解散。71年頃からソロで自宅録音による音響制作を開始、その後ギター、パーカッションを独習する。70年代半ばにはサックス奏者の阿部薫などと交流。77年、フリー・ミュージック・ユニット“ヴァイブレーション・ソサエティ”への参加を経てライヴ活動を再開し、78年にはロック・バンド“不失者”を結成。1981年、ソロ・アルバム『わたしだけ?』を発表。2012年7月には初のドキュメンタリー映画が公開された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
保山ひャン
2
灰野敬二さんと、ジム・オルーク、佐々木敦、後飯塚僚それぞれとの対談。灰野さんの対談におけるスタンスの変幻にまず幻惑される。ヒグチケイコによる世界から見た灰野さんの記事と、そして労作、ディスコグラフィと活動記録。僕も灰野さんと対バンしたことがあるのだが、活動記録見ると、なんともう10年以上前!つい先日のことのように鮮明に覚えているのに。2018/02/14
tegege
1
灰野のCDをさらに聴きたくなる点と、ライブ記録の資料性で、非常に貴重な本だ。人物像より考え方に着目した編集視点も読みごたえあり。2012/11/25
buy-obey-consume
0
灰野敬二の音楽には、実験的とか前衛的という表現が似つかわしくないプリミティブな響きが感じられるが、本人によって語られる言葉から、音楽に対する真摯な姿勢が伝わってきて、ああいう音楽を演奏する理由がよく解る。難解ではなく、非常に素直な思いがそのまま音になって表れる。本当は誰にでもパーソナルな音世界があるのかも知れないが、多くの人は世に溢れる音楽に影響されて、平均的な音楽のイメージができあがる。灰野さんがブレることなく自分の音を堅固に維持しているのは、誰よりも音楽が好きだからだろう。
ミテイナリコ
0
言葉を大事にするひとだなあと。特別な何かを持ち続けているひと。半分は資料かな。2016/03/29
かみのけモツレク
0
思慮深い人だ2014/09/23