内容説明
戦後、新生日本のために、まず日本人の特性を見つめ掘り下げた、柳田学の核心部。旧版に、新たに柳田・折口対談「日本人の神と霊魂の観念そのほか」など5本を大増補。
目次
考えない文化
日本の笑い
処女会の話
離婚をせずともすむように
うだつが上らぬということ―家の話
日本人とは
家の観念
日本における内と外の観念
私の仕事
無知の相続
日本人の来世観について
私の歩んだ道
柳翁新春清談
次の代の人々と共に
日本人を知るために
民俗学の話―一人座談
明治人の感想
魂の行くえ
日本人の神と霊魂の観念そのほか―折口信夫対談(司会・石田英一郎)
著者等紹介
柳田国男[ヤナギタクニオ]
1875年、兵庫県生まれ。民俗学者。1962年没。旧姓・松岡。短歌、新体詩、抒情詩を発表。東京帝国大学を卒業後、農商務省に勤務。貴族院書記官長を経て退官、朝日新聞社に入社。1909年、日本最初の民俗誌『後狩詞記』を発表。翌10年、『遠野物語』刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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