内容説明
あらゆるところに音楽が。耳の心を開く旅路に空気の震えが言葉に変わる。ライナーノーツの桃源郷。音楽批評家・湯浅学本格評論集、再び。
目次
耳の心(耳の心、心の耳;よるをやぶる ことばでやぶく―Phew;骨音と肉音―赤痢 ほか)
空の技(抵抗の音楽史―レコード倫理とはなにか;見てみろよ、あんたの足もとを。―フランク・ザッパライナーノーツ;アメリカで生きることの息苦しさ―ハンク・ロバーツ ほか)
音のからだ(悪い音のおしえ;邦題という闘いの伝統美;民謡とエチオピアの関係の不思議 ほか)
著者等紹介
湯浅学[ユアサマナブ]
1957年神奈川県横浜生まれ。音楽批評家。「幻の名盤解放同盟」常務。バンド「湯浅湾」リーダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
林 一歩
9
信頼できる数少ない音楽ライター。読み応え抜群!2012/07/07
王天上
3
90年代はこの著者の紹介する超絶歌謡曲の世界にどっっぷりはまり込み、毎週フリマに出かけてドーナツ盤を漁っていました。これからも不思議な音楽を紹介してください。2013/11/14
HiRaNo
0
乖離ってか。環境への戸惑いを見るような文章が、ちらほら。黒人音楽への熱量をミョーに感じるのはその所為?とにかくファンカデリック聴いてから、面白半分にチャールズ・マンソンを考えてみようか。2013/05/28
almondeyed
0
あとがきに書いてある通り、これは湯浅氏が奏でる音楽を文字で聴いているように読める。音楽に視覚は必ずしも必要ではないが、文字だとどうしても視覚が必要になるのがちょっとつらいところ。音読すればいいと言われそうだが、それだと受け取るニュアンスがまた変わってくるのが更につらいところ。もし自分も点字が読めたなら…(以下略)2012/08/23