内容説明
伝説の鬼才、はじめてにして唯一の書。『断絶』の巨匠の謎が明かされる。
目次
「前作の長編から二十年の時が経ったとはいえ…」
ターザンの雄叫びから『銃撃』まで
『断絶』(71)
ドクター・ヘルマンと失われた企画の数々
『チャイナ9、リバティ37』(78)から『スタンリーの恋人』(06)まで
モンテ・ヘルマンとスティーヴン・ゲイドスの対話
著者等紹介
ヘルマン,モンテ[ヘルマン,モンテ][Hellman,Monte]
1932年7月12日、ニューヨーク生まれ。ロサンゼルスのUCLAで映画を学んだ後、演劇活動をはじめ、25歳のときに「ゴドーを待ちながら」を演出。その舞台を見た“B級映画の神様”ロジャー・コーマンに声をかけられ、59年、長編映画第1作『魔の谷』を撮る。その後、コーマン組の作品にスタッフとして参加しながら、ジャック・ニコルソンと共同作業を始め、『バックドア・トゥ・ヘル/情報攻防戦』『Flight to Fury』(共に64年)を経て、『銃撃』『旋風の中に馬を進めろ』(共に66年)を同時に製作
樋口泰人[ヒグチヤスヒト]
1957年生まれ。映画批評。boid主宰
松井宏[マツイヒロシ]
1980年生まれ。映画批評、翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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梟をめぐる読書
7
『青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン!』で三氏が熱く語っているのを読んで以来、ずっと気になっていたモンテ・ヘルマンのインタビュー本。業界から二十年も干されていた経歴をお持ちということで偏屈なアウトローのイメージばかり先行していたのだけど、映画スタッフやインタビュアーへの気遣いを常に欠かさない、優しいお爺ちゃんだった。インタビューの合間に資料が挟まる構成は楽しい。しかし「さあ、そろそろマルガリータの時間かな!」とのヘルマンの言葉を合図に〝ヘルマン流マルガリータ〟のレシピが載る流れはなんかもう強引すぎる。2013/01/15
garth
7
ーー悪魔に出会ったことはありますか? いや。だが悪魔をやっつけたことはある。 ーーモンテ・ヘルマン2012/12/05
shunkichi
0
H図書館。最近人気なんだろうか??闘鶏の映画をむかしに見たような気が。。。2012/02/22