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ゼロ年代の音楽―壊れた十年

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309271613
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

出版社内容情報

「スタジオボイス」「remix」でシーンをリードしてきた論者たちが音楽を中心に2000年代を総括。音楽・政治・ドラッグ、そしてカルチャーを論じながら00年代を問う。

内容説明

00年代はいろんな意味で“問題提起の時代”だった。オンライン・エイジ、MP3の時代、ダウンローダーズ…そして9・11、グローバリゼーション…90年代よりも複雑なディケイド。1977年にリチャード・ブランソンがセックス・ピストルズと契約を交わした時には想像もできなかった猥雑な現在が広がっている。ゼロ年代を象徴する150枚のアルバム。

目次

1 ノーティーズ・ミュージック
2 焼け野原からのやり直し
00年代の音楽図鑑

著者等紹介

野田努[ノダツトム]
1963年、静岡市生まれ。1995年に『eleking』を創刊。2009年の秋に宇川直宏に活を入れられてwe magazineとして復刊させる

三田格[ミタイタル]
1961年、L.A.生まれ。ライター

松村正人[マツムラマサト]
1972年、奄美生まれ。1999年より雑誌『STUDIO VOICE』編集部で音楽を担当。07年に『Tokion』編集長を、09年4月号から休刊した09年9月号まで『STUDIO VOICE』編集長をつとめた。「南部真里」の筆名を使うこともある。湯浅学率いる湯浅湾のベース奏者でもあり、09年に新作『港』(boid)をリリースした

磯部涼[イソベリョウ]
1978年、千葉県生まれ。音楽ライター。90年代後半から執筆活動を開始

二木信[フタツギシン]
茨城県生まれ。ライター。たまにDJと酔いどれラップ。ヒップホップやその他もろもろについて執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいとや

2
タイトルに謳う「ゼロ年代」に関する鼎談が失笑してしまう程古色蒼然としていて笑う。音楽は政治にコミットしないとアカン、なんて既に古臭くて叶わん。ただ、当人の参加が無いにも関わらず、奇妙に折々で場を支配する菊地成孔の存在感が面白かった。菊地成孔の登場とブレイクが、「理論も知らない評論家」や「エッセイ的な自己投影しか文章の書けないライター」の鍍金を剥がしてしまった現状で、こうした評論家達の鼎談に拠る「総括」がある種の言論の放棄の様な形になってしまった事は象徴的。「壊れた十年」という副題は極めて正しい辺り皮肉か。2018/04/16

c

2
座談とレビューだけの本なので、雑誌のように軽く読める。ただ日本の音楽業界には、編集者やライターはいても、評論家は自称する人間すらほとんどいない。それが卑下でも謙遜でもないのは、この本の非常に編集的なタームの羅列と、雑誌の売り上げに露骨に作用する不安商売から踏み出せていないことからも明らかだ。批評的強度は望まないから、せめて歴史的視座は確立して欲しかった。2010/05/19

1
★★☆ ダメだ。改めて自分が音楽雑誌に興味が無いのは、ライターさん達の音楽と音楽に係わる文化とその周辺動向を如何に平易に伝えるかというその努力の欠如が如実に伝わって来てしまうからだと思う。語る音楽に内向き外向きとかの批評を展開するその言説がそもそも内向きである皮肉。自分の頭の悪さへの開き直りでもあるが半分くらい意味がわからず何も伝わって来んかった。でもディスクガイドは見てて楽しかった。やっぱThe Streetsの登場はゼロ年代のエポックメイキングなのねー理由なくハマった自分の感性を評価したい(笑)2015/08/09

nono

1
とりあえず誤植が多すぎるんだよね。それ一番言われてるから2013/09/01

seichan

1
ぜんぜん知らないからこそ読んでみた。思想や社会の変化の面からの読みが多くて、考えさせられはするが、初心者が読んで「これはこーゆー音なのか」とは理解できない。まぁ、ディスクガイドがついているので手引きとして役に立つかもしれない。2012/07/08

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