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内容説明
興奮と感動あふれる「アートの迷宮」に惹きこまれ、みるみる“美術力”が深まる本!!NHKテレビ(総合、BS hi、BS 2)で放送中の人気番組の本、待望の第4弾。
目次
第1の迷宮 苦労、挫折がありました… いつか巨匠になる日まで
第2の迷宮 世を騒がせてこそ名画?! 絵画はスキャンダルを呼ぶ
第3の迷宮 美しいだけの絵にあらず! 画家が仕掛けた謎とワナ
第4の迷宮 支え続けて幾年月 われこそは芸術の母!
第5の迷宮 これぞ、理想の芸術! 美に勝るものは無し
第6の迷宮 新しくなきゃアートじゃない! 一歩先いく名画たち
第7の迷宮 描くことは生きること! 幸福はキャンバスの中に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイク
136
今回のテーマは絵にまつわる謎やドラマである。藤田嗣治の「横たわる裸婦と猫」は彼独特の乳白色で肌を表現して、強く印象に残る作品であった。白は上から塗られたのではなく、キャンバス自体の色で、何度も白を塗り重ね紙やすりで磨きをかけて独特の色を出したと言う。この本はオルセー美術館所蔵品が多く掲載され、その大部分は日本での展覧会で観た事があった。定期的に開催しているからだ。特に印象派の作品が多い。バジール、モネやルノワールである。日本人は私と同様彼らの作品が好きだ。彼らは日本の浮世絵を愛し風景画を描くからであろう 2016/04/09
れみ
77
様々な切り口で絵画に隠されたエピソードを明らかにするテレビ番組「迷宮美術館」の本、第4集。アンソールの絵に仮面が出てくるわけ、クールベの怒られっぷり、ゴッホの死後その作品を世に出そうとしたテオ(弟)の妻ヨハンナの奮闘、ルノワールとモリゾがお互いにスランプと悲嘆の時期を支え合った友情、バッシングに遭い失意のなか日本を離れたものの日本人であることに目覚めたという藤田嗣治、「ダンス」に込められたマティスと依頼主シチューキンの思いなど、この巻も作品や画家に関する印象深いエピソードをたくさん読めて良かった。2016/01/02
まるりー
15
ただ、絵にまつわる雑学が面白いな、と思って借りたシリーズ。だんだん、知らなかった人も出てきた。それも、写真かと思うほどドレスは美しく質感が伝わる。明治の頃、油絵を学ぶためにフランスに渡った日本人の苦労話。日本人だけではない。絵が売れるまで、絵が売れても苦労する画家の皆さん。今回は雑学というより、芸術家それぞれの人生を学んだ気がする。2015/09/18
あんさん
10
バラエティに富んだ名画の解説集。初めて聞く画家もいたし、いろいろな逸話を知り奥深さを実感した。2024/10/04
Maybe 8lue
5
レンピッカの絵がデジタルアートの様で驚いた。藤田嗣治の乳白色の肌にもびっくり、キャンバスへにわかとアブソルバンを重ねて紙やすりで磨くそうな。"色"じゃないのね。スーラのシャユ踊りが何とも楽しそうで、これが点描画なんて果てしないなあ〜2013/09/10
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