内容説明
モダニズム建築の保存・記録を行う国際組織、「DOCOMOMO」日本支部が選んだ名作を完全網羅。入門篇にして完全保存版。
目次
1 住むための空間―集合住宅・住宅・住宅地
2 働くための空間―オフィスビル
3 学ぶための空間―小・中・高校・大学・図書館
4 遊びと消費の空間―ホテル・旅館・デパート・レジャー
5 生産と産業の空間―郵便局・電話局・発電所・―庁舎
8 祈り・交通
6 文化と厚工場・市場刑務所・病院・美術館・劇場・文化会館・体育館
7 官庁の空間―庁舎
8 祈りの空間―教会・神社
著者等紹介
大川三雄[オオカワミツオ]
1950年群馬県生まれ。建築史家。専攻は日本近代建築史。日本大学理工学部建築学科助教授。DOCOMOMOJapan実行委員
渡邉研司[ワタナベケンジ]
1961年福岡県生まれ。建築家・建築史研究者。専攻はイギリス近代建築史。東海大学工学部建築学科助教授。DOCOMOMOJapan副事務局長。DOCOMOMO International国際登録専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
252
本書はDOCOMOMO Japan(モダン・ムーヴメントにかかわる建物と環境形成の記録・調査および保存のための国際組織)が選んだ日本の代表的なモダニズム建築を分類し紹介したものである。住宅部門では、同潤会アパートメント、オフィスビルでは住友ビルディング(大阪北浜)、大学では東京女子大学、レジャー施設としてはヴォーリズの大丸心斎橋店、文化施設は国立西洋美術館、祈りの空間としては東京カテドラルなどが登場する。いずれも、日本のモダニズム建築を代表するものであり、是非とも現況保存したいところだ。2025/03/02
ちゅう
6
DOCOMOMOが選んだ近代建築物。いいなあと思うと、前川さんだったり、板倉さんだったり、丹下さんだったりする。ライトに学んだ土浦亀城さんの自宅も、素敵!って、土浦さんで、亀城さん…。だけど、水戸出身なのね。2020/02/12