内容説明
一杯のカフェのチカラが未来を変える、街を変える…。南船場を変えた。芝公園が変わった。そして丸の内を変えようとしている…。街を変えた「カフェガーブの秘話」バルニバービの軌跡が今、明かされる。
目次
第1章 転落―すべてを失った日
第2章 逃避―再起を誓って
第3章 再生―ささやかな幸せ
第4章 誕生―一号店オープン
第5章 苦悩―遠ざかる理想
第6章 危機―最悪からの脱却
第7章 信頼―深まっていく絆
第8章 飛躍―新たな出店に向け
著者等紹介
佐藤裕久[サトウヒロヒサ]
1961年京都府生まれ。神戸市立外国語大学中退。アパレル会社を経て、(株)バルニバービを設立。現在、東京を中心に20数店舗の飲食店を経営。商業施設のプロデュースや講演会等の活動も数多く行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くに1973
1
非常に生々しく企業から 途中の挫折が描かれている、 著者の企画する店が なぜ多くの人に愛されるのか 一端を垣間見た。2018/11/14
Mari Kobayashi
1
自分が良いと120%の自信をもって断言できることを見つけた時、人は本当に魂がこもった言葉を発することができる。そしてその言葉は人を動かす。自分が実現したいものを形にするには、経営の知識やあらゆるジャンルの人とのコネクションがなければならないということもわかった。そして大切なのは、そのつながりを幸せになれる関係へと発展させなければならないということ。勉強になった本。2012/08/05
あおいたくと@灯れ松明の火
1
借り本。ビジネス本というより読みやすい自伝。自分の良いところも悪いところも素直に書かれてる。遠く離れたお店に行きたくなりました。夢物語に近い理想像も、熱意で叶えてきた著者。その裏には人生のどん底があり、軌道に乗ってからも後悔した日々の記憶がそのまま描かれている。良いこと良いことと無理すら感じる前向きな本を読むより、何倍も素敵な一冊だった。2012/04/12
bebe
1
作者の『日本一カフェで街を変える男』が興味深かったので読んでみた。こちらは実際に佐藤さんの人生を振り返った開業物語。大学を中退し飛び込んだアパレル業界。初めに起業したのは若干25歳。独占契約を結んだ企業の倒産により借金を抱え、そこから再起し飲食店をはじめ、紆余曲折しながらアイディアと情熱で現在の成功を掴むまでが描かれている。明らかに言えるのは彼は寝る間も惜しんでとにかくメチャメチャ働いたということ。諦めないということは口で言うほど容易くない。学生時代に読みたかった!2011/12/17
ぱんぷきん
0
現在上場しているバルビバーニの展望について、前向きなイメージを持てなかったが、本書を読んで社長の企画屋としての嗅覚が優れていることが最大の強みだと分かった。あまり栄えていない場所で商売を成功させる手腕は見事。アパレルで失敗を経験していたことも好材料と言える。一方、割と無茶ぶりをする社長という印象もぬぐえず、周囲の人間は大変だろうなと思わされた。制限の中で最善を尽くすのがプロだが、要求水準が高すぎるのはまた別の問題だと思う。従業員のリストラは経営者としてありえる話だが、文字で読むと辛いものがあった。2017/11/16