内容説明
幼年期から1955年の「タンゴ革命」、そして老境にいたるまで―真摯にして繊細な証言から浮かび上がる、その不滅の魅力の秘密。これをこえるものは二度と出ない名著を日本が誇るピアソラの第一人者が翻訳。
目次
プロローグ
アレバーレ(合図)
ニューヨーク・ニューヨーク(第一楽章)
マエストロ、タンゴを弾いてよ!
トロイロ組曲
パリのナディア、バラカスのアルベルト
ニューヨーク・ニューヨーク(第二楽章)
ファンだけに向けて
登場人物のアリア
愛のテーマ
愛のテーマ(アンコール)
自画像
バンドネオン
五百のモチーフ
勝利〔ほか〕
著者等紹介
ゴリン,ナタリオ[ゴリン,ナタリオ][Gorin,Natalio]
1940年ブエノスアイレス生まれ。ジャーナリスト。雑誌『エル・グラフィコ』元副編集長。現在はブエノスアイレスの日刊紙『ラ・ラソン』に執筆中
斎藤充正[サイトウミツマサ]
1958年鎌倉生まれ。神奈川大学外国語学部中退。1985年、雑誌『ラティーナ』に執筆活動開始、以後CDの企画監修などにも携わる。第9回出光音楽賞(学術研究)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さっちも
6
前半はかなり面白いが、後半は失速する。寄稿集みたいな感じがして、筋があっちこっちにとぶ。まぁ、ただ、ピアソラ好きにはかなり面白く読めると思う。タンゴと思ってた彼の音楽に、クラシックやジャズが深く関わっていた事などなど、前半は本当に興味深く読めた。2016/03/23
ganesha
4
ピアソラへの徹底取材が核となった回顧録に、彼と関わった10名のゲストの寄稿、詳細なディスコグラフィーに年表、招集されたミュージシャンの略歴など。ナディア・ブーランジェに師事したパリでの話と、「神が「もう十分、そこでおしまい」と言って私に指示したんだ」と表現された演奏についてが印象に残った。2021/05/24
takao
1
ふむ2025/01/08
Nakaki Takao
0
ユダヤ警官同盟がかなり神経使って読まなきゃならないので、ちょっと休憩。2015/10/31