内容説明
1998年の甲子園、日本中を熱くした奇跡のような若者たちの、それぞれの今。
目次
波紋―2002年日本シリーズ第一戦
プロとしての生き方―関泰章その他
まわり道―新垣渚
それぞれの価値観―和田毅その他
背負うべきもの―木佐貫洋その他
怪物を育てた男―江戸川南シニアの時代
横浜高校―新・旧チームの群像
勝ち続けた男たち―鳥海健次郎その他
松坂に勝った男たち―安原政俊その他
松坂に敗れた男たち―久保康友その他〔ほか〕
著者等紹介
矢崎良一[ヤザキリョウイチ]
1966年山梨県生まれ。スポーツ雑誌の編集者を経て、スポーツライターに。細かなリサーチと“現場主義”に定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
慎也
2
松坂は太陽の様な存在だと思った。太陽はほどよい距離だとありがたく憧れの様な存在だが近すぎると全てを焼き尽くす凶器の様な存在だと思う。松坂に近すぎたチームメイトとか結構、野球を辞めてしまったんだなぁ。僕ももし松坂とチームメイトで隣であんなボールをバシバシ投げ込まれるのを目の当たりにしたら野球を辞めたくなるかも…。一方で甲子園等で松坂と対戦した相手は松坂を良きライバルと認め切磋琢磨し自分を高めていくことができた。太陽は近すぎても遠すぎてもいけないんだなぁ。 奇跡的な距離が奇跡的な世代を生み出したのかな。2019/03/08
k-
2
あの試合があったから…人生が変わってしまった球児たち。2010/10/18
yyrn
2
なぜ「松坂世代」と言われるのか。松坂と並び称された同世代の一流選手たちの子供時代からの軌跡と怪物松坂との絡みを通じて日本における「野球」というものを考えさせられる良本。お勧めします。2013/05/11
かきつばた
1
非情な競争世界に生き残れなかったひとたちの目からみたところを知りたかった。
rice5baller
1
時間潰しに某古本屋を物色していた際、ふと視界に入り、手に取り立ち読みを始め、その世界に引き込まれて即購入した。初めの内は、著者の熱意と情熱に引き込まれながら読み進めていけるが、次第にその文章の違和感が目立ち始め、その論調も一定のパターンが見えてくる。私にはどうも共感できない持って行き方が多く、後半は読むのが辛かった。だがこの時期からマスメディアのやらせや印象操作、捏造を記しているのは評価できる部分である。まとめると、筆者の演出能力の高さが伺えたが、上下巻などに分けるなどしてもえばよかった。ということでしょ2012/03/17
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