出版社内容情報
楳はウメ。甘+木で酸っぱいウメとはこれいかに。中国で椿はツバキでない!? 海棠には違和感あり…。植物名にまつわる面白話を歳時記よろしくお届けします。なぜそうなったのか。語源や漢字の成立ち、日本伝来の頃にまで遡り解説。謎が謎を呼ぶこともあります。広辞苑の解説と絵を見ながら大胆推理をお楽しみください。
内容説明
楳はウメ。甘+木で酸っぱいウメとはこれいかに。中国で椿はツバキでない!?海棠には違和感あり…。植物名にまつわる面白話を歳時記よろしくお届けします。なぜそうなったのか。語源や漢字の成立ち、日本伝来の頃にまで遡り解説。謎が謎を呼ぶこともあります。広辞苑の解説と絵を見ながら大胆推理をお楽しみください。
目次
1 春の訪れ
2 初夏から梅雨へ
3 炎熱の夏
4 涼風の秋
5 紅葉、そして冬
6 新年と春の芽生え
著者等紹介
円満字二郎[エンマンジジロウ]
1967年、西宮市生まれ。大学卒業後、出版社に勤務、高校国語教科書や漢和辞典などの編集を担当。現在、フリーの編集者兼ライター。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
96
岩波の雑誌「図書」に連載中から面白く読ませていただいていました。広辞苑と連携して植物の名前とその漢字の表記の由来などをうまく説明されています。その植物のイラストなどもあってわかりやすさが膨らみます。しかしながら漢字表記の難しいものがあって漢字ではとてもけないツツジ、バラ、アカザ、ナズナなどは一度書いたくらいではだめですね。楽しい本です。2022/07/11
ネギっ子gen
69
【日本人は古来より、植物の名前を漢字で書き表そうとしてきた。その一つひとつが、漢字という中国文化を咀嚼して、日本の文化として再構成する試みだった】植物漢字の語源や成り立ちなどを『広辞苑 第7版』(イラスト含め)を頼りに解説した書。『図書』に連載。巻末に索引。2020年刊。<中国と日本とは海を隔てて遠く離れていますから、ある漢字が中国語として表すものと日本語として表すものの間には、時にはズレが生じます。特に植物のような、それぞれの気候風土と密接に関係するものについては、そういう不一致が多いのです>と。⇒2026/05/28
Nobu A
18
円満字二郎著書3冊目。20年刊行。植物に特段興味がある訳でもない。勿論野道を散策中、次から次へと草花の名称と蘊蓄を垂れることが出来たらさぞかし楽しかろう。当然相手は女性。でも、現実は漢検1級合格の為に漢字博士に肖っただけ。畢竟、丸暗記には限界がある。少なくとも若ければ短期記憶力もそれなりにあったはず。いずれにしろ、如何に関連付けて長期記憶に繋げるかが鍵。読みが難解な「哨吶草」「合歓木」「凌霄花」「藜」「虎杖」等が定着するかな。まあ温習するなり実物を見て脳に刷り込ませないと簡単ではない。ざっと流し読み読了。2026/02/28
翠埜もぐら
16
図書館で借りて読んでいたのですが、手元に欲しくなってググってしまいました。動植物の名称はカタカナで表記するのが昨今のお約束なのだそうですが、古来より使ってきた文字には意味や思いがあるはずなので、なくなってしまうのは寂しい限り。まぁ読めないのは確かなんですが。しかし何に驚いたかって言うと、「広辞苑」が挿絵も多くて生半可な植物図鑑より使えそうと言うところ。植物の形態だけでなく名前の由来なんかもあるようなので、これは本棚の隅から引っ張り出してこないと。やっぱり「広辞苑」って最強だわ。2023/02/13
Ryoichi Ito
7
70種ほどの植物の名前の漢字表記のいわれを探ったもの。たとえば,梅の古字は「某」で,これに木偏をつけ「楳」という字が生まれた,と。しかし同字の「梅」との関係については書いていない。「花の名前をたずねれば」というのなら,「うめ」と言う名の起源についても書いてほしかった。辞書には「うめ」は「梅」の字音「メ」から変化したもの,とある。著者は元辞書の編集者で,植物の専門家ではない。辞書を調べるだけでも植物について相当のことがわかるということを示してくれている。『広辞苑』のイラストが転載されているのはありがたい。2023/11/02




