内容説明
コギャル?ヤマンバ?ガングロ?あんたたちなんなの?と、いわれて、ミンゾクだよっ!と彼女たちはこたえた~。20世紀日本のおわりに、うまれてきえた“民族”のメモリアル。
著者等紹介
大沼ショージ[オオヌマジョージ]
1970年、神奈川県横須賀市生まれ。88―92年、鎌倉考古学研究所の発掘団員として働く。その後、独学で写真を学びフリーランスカメラマンになる。2000年6月、渋谷パルコロゴスギャラリーにて「廃虚の博物学」展
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感想・レビュー
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たまきら
32
渋谷をこういう格好の女の子が闊歩していた時代を懐かしく思い出しながら読みました。不思議な…そしてすごいパワーを持ったファッションだったけど、民族ねえ…その言葉を放つエピソードは強烈。写真家さんの後書きを読みながら、ここに登場する女の子たちが今もあっけらかんと笑って過ごしていますように、と強く思いました。2023/04/09
kinkin
6
2001年発行の本なので、もう13年前の写真集。本に載っているコギャル達は、今どこでどうしているのか気になった。ガングロ、ヤマンバメイク、懐かしさを感じた。若者達のパワーは、1970年代の暴走族にも共通する部分がある。いつの時代も、その時代を反映した若者の力を感じる。2014/01/28