内容説明
写真に、人々に…、伝説の写真家が、いま、記憶の彼方からわかれをつげる。中平卓馬、「最後」の写真集。
感想・レビュー
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袖崎いたる
1
中平卓馬は宮台真司が映画批評で登場させた、地方公団的なのっぺりした風景の撮影者、なんていう文脈で。すこい人だと知ったのでこうして写真集を覗いてみている。ちょうど俺も写真を始めようと思っていたところ、なのは詩人の吉増剛造のせいなのだけれど、いまだどんな写真がよいかを実感的に把握できていない身からすれば、この写真集は伝説的な先行者。モノクロ。2021/02/07
