内容説明
自分の力だけでお弁当をつくる。それは、台所から始まるだいぼうけん―大切なルールは「親は手伝わない」こと。献立づくりに、買い出し、調理、弁当箱詰め、後片づけまで、やるのは全部子ども自身。食事をつくることのたいへんさが分かり、家族をありがたく思った人はやさしい人です。
著者等紹介
竹下和男[タケシタカズオ]
1949年、香川県生まれ。香川大学教育学部卒業。28年におよぶ小中教員・教育行政職を経て、2000年に綾南町(現・綾川町)立滝宮小学校校長に就任。同校で子どもだけで弁当を作る「弁当の日」を開始。この食育実践で、2003年に「地域に根ざした食育コンクール」最優秀賞(農林大臣賞)を受賞。同年から高松市立国分寺中学校長、2008年から綾上中学校校長を務め、2010年3月に定年退職。現在は「弁当の日」を全国に広げようと精力的に講演活動を行っている
魚戸おさむ[ウオトオサム]
漫画家。1957年、北海道函館市生まれ。漫画家の村上もとか氏、星野之宣氏に師事し、1986年、『忍者じゃじゃ丸くん』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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レア
17
2015年9月に出版された同タイトルの新装版。竹下先生が“弁当の日”第一期生に贈った詩が秀逸。子どもが中学生の時に毎月「弁当の日」があった。普段は何度も声をかけてやっと起きる子が、1時間以上早起きして台所で動き回るのが新鮮だった。最初は、ちくわをめんつゆで炒めただけ、卵焼き失敗して炒り卵、ウインナー炒めただけ、ブロッコリー茹でてマヨネーズかけただけ、だったものがどんどん上達していって最後は彩り弁当なんてタイトルをつけて私の分まで作ってくれたっけ。弁当の日を通じて生きる力、工夫と段取りも身についていった。2025/07/16
かはほり
1
弁当の日って面白いですね。今の子は3年生ともなると男子でも肉野菜入りの焼きそばなんか作れる子もいますよ。何年か前に夏休みの「挑戦」の課題にしていました。廊下にその過程をまとめたレポートが張り出されたので、読んでみたけど買い物からはじまり野菜を洗う包丁を使うなどちゃんとプロセスを踏んでいました。そういった経験が一番生きていくのに役に立つと感心したものです。2025/06/21
刹那
1
弁当の日、色々いいですね。2025/05/14
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