内容説明
ルルは、いけないポーズをするのが好き。自分のことが少し、とっても、熱烈に好き。踊りも、恋も、いたずらも、お色気も、好き。可愛くて、あざとくて、火遊びが好きな女の子の素敵な物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
155
あのイヴ・サンローランが絵本を書いているのが驚きです。 大デザイナーだけあって、装幀やイラストはお洒落ですが、内容はクレヨンしんちゃんの女の子版でした(笑) https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309257280/2023/12/05
たまきら
35
あらあら、アナタったらそういう女の子になりたかったの?とからかいたくなる内容です。ま、冒頭に「著者の精神分析に使わないで」とくぎが刺されてますけどね、ぷぷぷ。でも、あの優雅なデザイン、美の申し子のようなデザイナーが、こんなお茶目なルルを描いて楽しんでいたことがおかしいです。ま、今こんな内容をファッションデザイナーが描いて出版したら、やれペドフィリアだ倒錯だと炎上しただろうなあ…。2024/03/06
遠い日
4
あのイヴ・サンローランの絵本⁉︎と手にしましたが、絵本というより、ちょっと丁寧な落書き的な漫画や思いつきのストーリー(と言えるほど込み入ったものはない)に読み手は振り回されます。おてんばというよりいたずらが過ぎるほどの活発なルル。奔放ではちゃめちゃ。2024/05/16
水蛇
3
イラストがちょこちょこして細かいからハードカバーのほうがしっかり開いて読みやすい。若くしてディオールのチーフデザイナーになって称賛と注目を集めた代償として「青春がなかった」「僕がなにかやらかしたら“あの”イヴサンローランが、って新聞に書かれてしまう」ってさみしそうに笑うインタビューがすごく辛かったから、こうしてブラックなナンセンスを好きにぶちまけてあると安心する。きっとピエールや親しいひとたちにはこういう面を見せてたんだろうなって感じのオチのなさと、微妙にかわいくないところがかわいいルルが好き。
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