内容説明
子供から大人まで楽しめる、美術入門書決定版。
目次
どうして、わからないことだらけなんだろう?
目も鼻もない棒みたいな人の絵が、なんでアートなの?
彫刻には、ブサイクなやつもあるの?
フレームに入っていない絵もあるの?
どうして、ぜんぜん立体的じゃないの?
アートって、どうしてはだかの人だらけなの?
どうしたの!?なにがあったの?
この人たち、いったいだれ?
こんなにたくさんのくだもの、どうするつもり?
どうして風景を描くの?
なにもかもがぼやけてる!どうして!?
きみが見てる世界はどんなもよう?
完成か未完成かそれがモンダイだ…。
正体不明!!いったいなんなの?
さかさまじゃないの!?
世にも奇妙なアート
芸術家は芸術家のまねをする?
こんなの、ぼくの妹だってできるってば!
美術作品って、どうしてものすごく値段が高いの?
すばらしいの?それとも、ダメなの?
頭がよくないと、アートのすばらしさはわからないの?
どうして、美術館ではしずかにしてなきゃいけないの?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆりこ
12
図書館本。仕事の参考に。イギリスの美術史学者のスージー・ホッジさんの分かりやすい解説と、オシャレな装丁が良かったです。古代から現代アートまで選んであり、あまり偏りは感じませんでした。マーク・クインの肖像彫刻とフランシス・ベーコンの叫んでる肖像習作がインパクトありました。やっぱり美術史は楽しい!手元に置きたい一冊。2025/04/27
shoko.m
3
タイトルの通り、美術というかアートってわからないことだらけなのを、ひとつずつひも解いていこうという児童書。とはいえ、大人が読んでもなかなかおもしろい。「彫刻には、ブサイクなやつもあるの?」「アートって、どうしてはだかの人だらけなの?」「こんなの、ぼくの妹だってできるってば!」「どうして、美術館ではしずかにしてなきゃいけないの?」など切り口がユニークで楽しい。いろんなジャンル、作品もでてくるし、巻末には用語集や作品名などもついているのでここから興味を広げていけるのでは。2024/04/13
nem-nem
3
まず、フレームが気になった。美術館に行って絵を見ると、立派すぎる額縁に入っている作品が多い。そのフレームと、この本で注意を喚起するためのテーマを入れたフレームと。美術=アートに関する"素朴な疑問"の数々。いくらでもわいてくる。いっぱい作品を見て、疑問をもって考えて、そして本質にたどりつこうということなんだな。美しい図版とともに、おとなにも学びのある本だった。2024/03/19
tenorsox
2
子供向けの美術入門書。裸の女性や果物を書くのはなぜか、子供の落書きみたいなのや実物とはかけ離れた絵のどこがいいのか、美術館ではなぜ静かにすべきなのか等、美術にまつわる素朴な質問にやさしく(&おそらくは的確に)答えている。加えて、風景画が普及したきっかけ、作品の価格についてのあれこれ等の豆知識も楽しい。個人的には絵画等を見て「素敵だなあ」「かっこいいなあ」等の感覚を持てるようなってから後付けで読んだ方がいいような気もするが、少し興味を持ったぐらいでこういうの読んでから入っていくのもありかも。2024/02/27
はる熊猫
1
児童向けらしいが、大人も楽しめる一冊。フルカラーなのは嬉しい。2024/01/26