出版社内容情報
2021年10月、ふらりと世を去った稀代の名人・柳家小三治。「生きている間のすべてが小三治」と自ら語っていたその高座と素顔を、近しい関係者の論考やインタビューでたどる。
著者情報
写真家。演芸・落語写真を中心に活動を続けており、落語会プロデュースや寄稿も多数行っている。著書に『喬太郎のいる場所:柳家喬太郎写真集』『本日の高座:演芸写真家が見つめる現在と未来』など多数。
内容説明
ここで、会える。二〇二一年秋、十代目柳家小三治は、ふらりとこの世を去った。あの忘れがたき姿が、広瀬和生、柳家三三、元マネージャーらの言葉と、橘蓮二の写真とともに、今、胸に甦る。最高に形良く、最高に可愛らしかった―。
目次
第1章 小三治の噺
第2章 小三治の日常
第3章 小三治の楽屋
著者等紹介
橘蓮二[タチバナレンジ]
写真家。演芸・落語写真を中心に活動を続けており、落語会プロデュースや寄稿も多数おこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
40
小三治さん、大好きな噺家さんのお一人。書かれているように、人としての可愛らしさを感じさせる人だった。志ん朝さん、談志さんと3人を並べての例えが、なるほどと納得。いるだけで、その場が和む空間を創る人。憧れに似た思いがある。2023/01/21
雨巫女。@新潮部
12
《私-図書館》私、好きな落語家さんでした。私の記憶の中の小三治さんより、老けていた。それが、ショックでした。この三年間(コロナ禍中)落語を観ていないかったことに、気づいた。勿体ない。悔しい。暮らしに余裕持ちたい。2022/11/04
kaz
2
小三治の人となりがわかるエピソードと写真が嬉しい。図書館の内容紹介は『その人を想えばいつでも会うことができる-。2021年10月、ふらりとこの世を去った十代目柳家小三治。その高座と素顔を、元マネージャーなど近しい関係者の言葉や、橘蓮二の写真とともにたどる』。 2023/04/09
arnie ozawa
1
残念ながら私は間に合わなかったけど小三治師匠の凄さかわいさが伝わってきた。残された録音とかで追体験しよう。2023/01/08