出版社内容情報
花を咲かせない? 受粉しない? 種子をつくらない? 驚きと不思議に満ちた植物の生殖について、さまざまな植物を例に取り上げながら余すことなく紹介する、植物の奥深さを楽しめる一冊。
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植物はこうして命をつないでいる!
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虫が来ないときに備える
あえて咲かない
受粉しない
虫と風どっちも味方にする
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身近に生えている植物なのに驚きと発見の連続!
知られざる受粉のしくみと見事なまでの繁殖戦略!
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■もくじ
【1】花の旅のはじまりに
いろいろな花/花の誕生/花のつくりの基本/花が咲くのは何のため?/受粉から受精に至るプロセス/送粉のしくみ/送粉者/送粉者を誘い寄せる花/自家受粉と他家受粉/送粉シンドローム
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【2】ほかの花と結ばれるしくみ
自他を見分ける/タイミングをずらして交わらない/ 離れていれば交わらない/異なるタイプとつながる/ 花の左右が違う/究極の戦略は広がらない
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【3】虫いらずのしくみ
目立たなくていい/咲かずに実を結ぶ/来るものは拒まず、来なくても構わず/イネを知る/じつは二刀流も多い
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【4】クローンで殖えるしくみ
クローンの種子で殖える/体の一部で殖える
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【5】花蜜をめぐるしくみ
ただ甘いだけじゃない/花は送粉者だけのものではない/花蜜のありかへ導く/穴をあけて盗む/花蜜に毒を混ぜる
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【6】花蜜以外で誘うしくみ
胸部の筋肉がふるえる/植物だって熱をだす/子房を食べてもらう見返りに/あるある詐欺もいろいろ/大きくてよいこともある
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【7】まだある、見なれた花のしくみ
調和のとれた集まりで繁栄する/色の変化で知らせる/原始的ではない/この二刀流は古くて新しい
【目次】
内容説明
なぜ花はこんなにも多様で複雑でおもしろいのか?虫が来ないときの保険を用意する。あえて咲かない。受粉しない。虫と風どっちも味方にする。知られざる受粉のしくみと見事なまでの生き残り戦略!
目次
1 花の旅のはじまりに
2 ほかの花と結ばれるしくみ(他家受粉)
3 虫いらずのしくみ(自家受粉)
4 クローンで殖えるしくみ(アポミクシス)
5 花蜜をめぐるしくみ
6 花蜜以外で誘うしくみ
7 まだある、見なれた花のしくみ
著者等紹介
保谷彰彦[ホヤアキヒコ]
植物学者、文筆家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専門は植物(主にタンポポ)の進化や生態。農業環境技術研究所、国立科学博物館でのタンポポ研究を経て、企画と執筆の「たんぽぽ工房」設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



