出版社内容情報
山火事は地球の太古からつねに起こってきた自然現象だ。とくに植物は火事の影響を受けながら様々な進化を遂げながら酸素を出し、化石燃料となってきた。地球温暖化についても重要な一冊。
著者情報
ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校地球科学の火事システム特別研究教授。植物と火事の関係の世界的権威。古植物学専門。2007年、米国地質学会よりギルバート・キャディ賞受賞。主な著書に『地球の火災』など。
内容説明
地球4億年の火の歴史。火は「地球システム」を動かす歯車!「木炭化石」植物が壮大な地球の記憶を語る。火事の原因は人の行為より落雷の方がはるかに多い。…花の化石は火事の副産物だった。…恐竜時代の白亜紀は火事だらけだった。
目次
1章 火のイメージ
2章 木炭が教えてくれること
3章 火事の三要素
4章 火事の誕生と増減―古生代
5章 火事と花と恐竜と―中生代
6章 火事と熱帯雨林と草原と―新生代
7章 ヒトが火を操る時代
8章 火事の未来
著者等紹介
スコット,アンドルー・C.[スコット,アンドルーC.] [Scott,Andrew C.]
1952年、イギリス生まれ。ロンドン大学卒業後、同大学で博士号を取得。同大学およびダブリン大学で研究と教育に従事。現在、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校で、現代と過去の火事システムに関する特別研究教授。専門は古植物学、石炭地質学。石炭紀の植物化石を研究していた院生時代に、木炭化した最古の針葉樹化石について書いた論文が『ネイチャー』誌に掲載。以来、植物と火事の関係という研究分野を切り開き、世界的権威となった。石炭と地質時代の火事に関する研究の功績に対し、2007年に米国地質学会よりギルバート・キャディ賞を受賞。サイエンス・コミュニケーションの専門家として、テレビやラジオの科学番組にも定期的に出演。また地学に関連した切手の研究などもおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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翠埜もぐら
y
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