出版社内容情報
内容説明
“こうきしん”は、どこまでも、よじのぼる。“ぎくり”は、いないふりをする。“かなしみ”は、毛布にくるまる。“あこがれ”は、旅をする―わたしが“かなしい”とき、“うれしい”きもちは、どこにいるんだろう?―心の扉の向こうへとわたしたちを誘う、美しくも風変わりな絵本が上陸。
著者等紹介
オジェヴィッツ,ティナ[オジェヴィッツ,ティナ] [Oziewicz,Tina]
1971年ポーランド生まれ。児童文学作家。ヴロツワフ大学で哲学を学ぶ。2014年、絵本『川に架かる橋になりたかった高架橋』(未邦訳)が国際児童図書評議会のブック・オブ・ザ・イヤー賞にノミネートされ、デビューした
ザヨンツ,アレクサンドラ[ザヨンツ,アレクサンドラ] [Zaj〓c,Aleksandra]
1988年ポーランド生まれ。オポーレ大学美術学部を卒業後、グラフィックデザイン、クレイアニメなどの仕事にたずさわる。手がけた児童書プロジェクト“ジークシィ”は、2014年クレアボヤンツ国際コンペティションの最終選考にノミネートされた
森絵都[モリエト]
1968年東京生まれ。児童文学作家・小説家。早稲田大学卒業。1990年、『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。野間児童文芸賞、小学館児童出版文化賞など受賞多数。2006年、『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
晴久
8
良かった。絵に表情がつられる。優しい絵と、きもちを表す短い文がとてもよくて、大事に読んだ。幸せな気持ちになる。特に〈 こいしさ〉が、切なくて好き。あとは〈 まんぞく〉も、すごく満足そう。これは複製原画とかあれば欲しいな。2022/05/12
イカまりこ
5
私たちの中にあるいろんな〈きもち〉が普段何をしているかが書かれてる。気持ちと行動がめちゃくちゃしっくりくる。ポジティブな気持ちを見てると元気な気分になる。ネガティブな気持ちの行動では落ち込むのかな?と思いきや、暗くならないの。淡々とその気持ちの事実を行動で現してる。だから人に見せたくないようなネガティブな感情の自分も肯定してあげたくなる。〈きもち〉たちのイラストがかわいい。原文がどんなか分からないけど、森絵都さんの訳が本当にぴったり。私は〈ときめき〉と同じに、この本をオススメしたい。2022/02/28
Tanaka Hatsumi
2
すごく素敵な絵本でした。 大人が読んでもハッとする言葉がたくさんあって、「あ、たしかにこんな気持ちだなぁ」と気づかせてくれる。優しいイラストと一緒に癒やされる本です。2022/03/31
とても甘い
2
なんだろう、よかった。2022/03/26
Yaco
2
ほんため おすすめ本。 気持ちをと言葉にするって案外難しいので 端的に言い表していてスッキリ気持ち良い。 子供たちに読ませたいな。2022/02/14