世界の神話と英雄大図鑑

ウィルキンソン，フィリップ【著】〈Ｗｉｌｋｉｎｓｏｎ，Ｐｈｉｌｉｐ〉/松村 一男【日本語版監修】/寺西 のぶ子/矢倉 美登里/伊藤 理子【訳】

河出書房新社（2020/10発売）

• サイズ A4判／ページ数 240p／高さ 29cm
• 商品コード 9784309254142
• NDC分類 164
• Cコード C0622

出版社内容情報

世界中の神話がこの一冊に！　ヨーロッパからアフリカまで、各地で語り継がれ胸躍る物語がぎっしり詰まった、決定版大図鑑。

内容説明

人類の歴史が始まって以来、人々は物語を語り、伝え合ってきました。神話や伝説の中では、神や女神、英雄、魔法使いたちが、胸躍るような冒険を繰り広げます。そしてこうして語り継がれてきた物語はどれも、遠い昔から今にまでつながる、人間のあり方の真実を教えてくれるものでもあります。この本では、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカ大陸、オセアニアと、世界各地の物語を彩り豊かな図版で紹介し、驚くべき神話の世界を案内します。

目次

ヨーロッパ（宇宙の創造；ティタン神族とその子どもたち　ほか）
アジア（神々の誕生；マルドゥクがバビロンを創造　ほか）
アフリカ（ラーの天地創造；プタハの天地創造　ほか）
アメリカ大陸（羽毛の生えたヘビ；アステカの自然の神　ほか）
オセアニア（食いしん坊なルマルマ；虹のヘビ（レインボー・サーペント）　ほか）

著者等紹介

ウィルキンソン，フィリップ［ウィルキンソン，フィリップ］ ［Ｗｉｌｋｉｎｓｏｎ，Ｐｈｉｌｉｐ］
１９５５年生まれ。オックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジで学ぶ。歴史、芸術、建築、宗教を専門とし、多数の著作を発表。“ＡＭＡＺＩＮＧ　ＢＵＩＬＤＩＮＧＳ”で全米建築家協会賞を受賞

松村一男［マツムラカズオ］
１９５３年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。専門は比較神話学・宗教史学。和光大学表現学部教授。著書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[おはなし会 芽ぶっく]

ヨーロッパ・アジア・アフリカ・アメリカ大陸・オセアニアの章にわかれ、神話を紹介しています。英雄はその中の人物や、伝説になっている人物が書かれています。神話なので神ありきで！日本はイザナキとイザナミ、アマテラス、ふむふむ、狐女房？狐は稲荷の使いだから、神話と言えば神話…。オホクニヌシ、金太郎…えっ？金太郎？　伝説の英雄ですねぇ(笑)

2022/02/07

[にゃーごん]

巻末に用語解説が付いてるのが親切。しかしどこの国の神様ファミリーにも父による子殺しがあるのは何でなんだろう。さすが図鑑だけあってイラストは豊富だけど、家族構成が複雑だったり外国名が覚えにかったりするので、家系図とかグラフ的なものも載せといてくれたらさらに良かったのに。というわけで読み物としてはしんどかったので、気になる神話をいくつかピックアップして後日別個に詳細な物語を読んでみることにした。特にインドの神話に興味をそそられたが、お話自体は他国の神話と大きく変わらないので、たぶん絵力のせいだと思う。

2020/12/02

[てくてく]

神話も英雄も身内殺しや不条理ばっかりだなと思いつつ、知っている神話や英雄伝も、今回初めて知る神話も、そのエッセンスみたいなものを知ることができて楽しい。

2020/11/28

[やちゆう]

書き起こしイラストは少な目、既存の絵、美術品のチョイスがまた私好みで！！見てるだけで楽しい。出典がPhotoストック会社名なのは残念だけど、グーグルの写真検索で作者はわかる。見覚えのあったアマテラスの紹介画は月岡芳年だった！暇になったらアステカやオセアニアの図柄、トレペで上からなぞりたい！

2021/08/15

[はぶちえ]

ヨーロッパからオセアニアまで、世界中の神話とその登場人物を集めた図鑑。イラストが大きいほか、「神話に登場する兄弟姉妹」といった切り口で、各地域ごとの特色を見ることもできる。 ただし、各地域の神話自体は代表的なものにとどまっているため（当然だが）、ここから各地域の神話を深堀していくと楽しそうだ

2020/12/11