空の旅を科学する―人工知能がひらく!?21世紀の「航空管制」

電子版価格 ¥1,540
  • 電書あり

空の旅を科学する―人工知能がひらく!?21世紀の「航空管制」

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309253541
  • NDC分類 538.86
  • Cコード C0040

出版社内容情報

高度な思考を持ち始めたコンピュータは空の旅をどう変えるのか? 若き女性研究者の奮闘を通じ、劇的に進化する航空管制の世界を描く

伊藤 恵理[イトウ エリ]
1980年生。東京大学大学院博士課程修了(航空宇宙工学専攻)。国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所主幹研究員。ユーロコントロール実験研究所、NASAエイムズ研究所等を経て現職。

内容説明

高度な思考を持ち始めたコンピュータは、空の旅をどう変えるのか?軽やかに世界を駆けめぐる若き女性研究者の奮闘を通じ、劇的に進化する航空管制の世界を描く。

目次

第1章 粉雪が舞うウィーン空港から―航空管制科学の誕生(スロバキアってどこ?;若手を育てるヨーロッパの土壌 ほか)
第2章 パリの街と科学者たちの混沌―航空管制官のワークロード(ユーロコントロール実験研究所;次世代の航空管制システム構想って? ほか)
第3章 アムステルダム奮闘記―2億分の1のリスクを回避せよ(「奇跡」は数えられるの?;レアイベント ほか)
第4章 アメリカ大陸に上陸する―航空業界の大ボス・NASAを目指して(3・11直後のサンディエゴにて;NASAが主催する技術交流会議 ほか)
第5章 NASAで、空の旅を科学する(NASAエイムズ研究所;航空管制科学の父、ハインツ・エルツバーガー博士 ほか)

著者等紹介

伊藤恵理[イトウエリ]
2007年東京大学大学院博士課程修了(航空宇宙工学専攻)。国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所電子航法研究所主幹研究員。ユーロコントロール実験研究所(フランス)、オランダ航空宇宙研究所、東京大学、NASAエイムズ研究所での研究職を経て、現職に至る。国際航空科学会議(ICAS)よりMcCarthy Award、John J.Green Award受賞。「空は1つ」をモットーに、世界の空を駆けながら、航空管制科学の研究に従事している。1980年京都生まれ、2012年TEDxKyotoに登壇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

85
パリ、アムステルダムの研究所、シリコンバレーにあるNASAエイムズ研究所で将来の航空輸送や航空交通管理システムの研究開発に従事してきた著者のエッセイ。一般書として軽めに書いているものの、残念ながら空の旅を楽しむ紀行文ではない。航空管制科学の世界とその研究者生活が主な内容で、グローバル化する社会にあって、国境や組織を超え、世界に知的価値を生み出そうとする日本人研究者(現在、東大准教授)の奮闘ぶりを見せてくれる。これから研究者として世界に羽ばたこうと考えている人には参考になるだろう。2021/08/13

みっちー

22
B777やB787にあるように、日本の航空機産業は主要構造材やその他部品等のハード的部分は強くて、「日本の誇れる技術」なんて勝手に思ってたけど、やっぱりそれだけじゃ、航空機は飛ばなくて。。。本書のテーマである航空管制学を含めてソフトの部分も凄く大事で、システム全体を考えたら航空機産業は奥が深いし、世界の秀才達が貪欲に研究を重ねている事に、自分の航空機好きがいかにお子ちゃまかを思い知らされたf^_^;著者のバイタリティーに感服しましたm(_ _)m2017/01/08

冬木楼 fuyukirou

21
「空の旅を科学する」とはこういう事かと納得した。飛行機に乗ったのは両手で数えるくらいしかないけど飛行場で飛行機がぞろぞろと列をなして順番に飛び立っていくし着陸も同様だったので見事だと思った。その陰に著者の関わったような航空管制の技術がある。オランダから始まりアメリカNASAに渡りどういう考え方で技術開発しているかをやさしく解説しているのだけど難しかった。本書発行の2016年は東京オリンピックを控え空港の混雑緩和が喫緊の命題だった。まさかのコロナ下で航空周辺は我慢の時、それでも開発は着々と進んでいるのだろう2022/03/31

ひろき@巨人の肩

18
航空管制科学は人間社会と技術の集合体ソシオテクノロジーの一つ。1980年代にNASAエイムズ研究所ハインツ・エルツバーガー博士が研究を始め、TMAがダラス空港のピーク時航空機到着時の効率化を実証し学問分野として開ける。全米ではTBFMと名前を変えて現在も活躍中。金融業界同様に基幹システムの抜本的改革が難しく、2025年の崖をどのように乗り越えるか?主戦場である欧米に乗り込んで、孤軍奮闘するエリ博士が同年代としてとても頼もしい。2018/05/06

pulpo8

11
横文字のシステム名は正直覚えていられなかったけど、科学者の考え方から得るものは色々あるなぁ、と思って、日常エピソードの方でテンションが上がった。「シャカリキに独創性を追い求める渋柿コース、賢く物真似をして独創性を装う甘柿コース。甘柿コースは群れをつくり、身内同士を褒め合う駄目サイクルに入る」「質問、コメントは建設的なビジョンや論理性、創造性が必要。しかし批判は他人の粗探しだけでとても簡単」。人は話を熱心に聞いてもらえると信頼感を抱く→時には「私の理解が正しいか確認させてください」と相手の話をまとめること。2018/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11155143
  • ご注意事項