出版社内容情報
日本を代表する科学史家が、これだけは読んでおきたいサイエンスのあらゆるジャンルの本を100冊選び、読みどころを徹底ガイド。
【著者紹介】
1936年生まれ、科学史家。著書に『安全学』など多数。毎日出版文化賞受賞。東洋英和女学院大学学長。
内容説明
わが国を代表する科学史家が、自然との対話をかさねた末に、自信をもって選び抜き、「これだけは読んでおきたい」とお奨めする基本図書。物理・化学・数学・天文学から医学・生物学・宇宙論まで、サイエンスのあらゆるジャンルにわたる古今東西の名書中の名書。
目次
アインシュタイン「自伝ノート」
アリストテレス「自然学」
イェイツ「薔薇十字の覚醒」
五十嵐一「イスラーム・ルネサンス」
イームズ「パワーズ・オブ・テン」
ヴィトゲンシュタイン「論理哲学論考」
ウィーナー「サイバネティックス」
ウィルソン「人間の本性について」
上野益三「お雇い外国人自然科学」
エウクレイデス「幾何学原本」〔ほか〕
著者等紹介
村上陽一郎[ムラカミヨウイチロウ]
昭和11(1936)年東京生まれ。東京大学教養学部、同大学院で科学史・科学哲学を学ぶ。上智大学理工学部、東京大学教養学部、同先端科学技術研究センター、国際基督教大学教養学部、東京理科大学などを経て、平成21年から平成25年まで東洋英和女学院大学学長。東京大学・国際基督教大学名誉教授。2015年瑞宝中綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
109
科学史がご専門の先生がご自分の専門を絡めての本100冊を紹介してくれています。私は文科系ですが、結構科学・数学も好きなので時たまこのような本を読んで様々な本を渉猟しています。自分ではかなり読んでいるつもりでしたが、まだまだ面白そうな本が数多くあります。漱石の「三四郎」や古事記、聖書まで紹介されています。2016/04/20
カザリ
36
面白そうな本をピックアップ。科学音痴なので、読んだことがない本が多い。サイバネティクス、人間の本性について、重力とはなにか、天文対話、科学革命の構造、そして、ヨハネス・ケプラーを書いた、ケストラー。ケストラーめっちゃおもしろそうである。最近、ハンガリー萌えです。2018/07/17
よしひろ
11
教養を感じる一冊。デカルト「方法序説」、スノー、ポパー、佐藤勝彦「インフレーション宇宙論」、杉田玄白、朝永振一郎、など各界の巨人たちの一冊が集結。2016/03/31
黒豆
6
村上氏選定による科学史に残る名著100冊、アインシュタインの自伝ノートから始まり、ガリレイの天文対話、ケプラーの宇宙の調和、ダーヴィンの種の起源、ワトソンの二重らせん、など読んでみたい本の選定にいい。個人的にピックアップしたのは多数あるが、まず、村上陽一郎のハイゼルベルク、モースの日本その日その日、村山斉の宇宙はなぜこんなにうまくできているのか、そして夏目漱石の三四郎2016/01/22
ティス@考える豚
5
自然科学と何故か論理哲学に集中している。まぁ著者オススメの本の紹介ってことで2016/02/25