CO2と温暖化の正体

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309252315
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C0044

内容説明

なぜ二酸化炭素が、地球温暖化の原因とされるようになったか―気候科学の長い歴史の果てに解き明かされたメカニズムに基づいて、“夢のCO2浄化装置”の構想を紹介。

目次

ピラミッド湖―一九五五年
科学を見出す
氷河期とセルビア人の理論
ミランコヴィッチを確かめ、そして疑う
二酸化炭素とキーリング曲線
炭素の行くえ
海のベルトコンベヤー
ベルトコンベヤーの停止と気候のよろめき
なぜ心配するのか?
氷が解け、海面が上がる
過去の大干ばつ
将来の乾燥
環境にやさしいだけでは不充分
大気を浄化する
炭素の処分
気候の修復

著者等紹介

ブロッカー,ウォレス・S.[ブロッカー,ウォレスS.][Broecker,Wallace S.]
1931年、シカゴ生まれ。現在、コロンビア大学の地球環境科学ニューベリー教授。現代最高の気候科学者の一人で、60年余にわたり同分野のパイオニア的な研究を先導してきた。2006年には、地球科学のノーベル賞といわれる、スウェーデン王立科学アカデミーのクラフォード賞を受賞、1996年には日本の旭硝子財団のブループラネット賞を受賞するなど、これまでの研究で数多くの賞を受賞している

クンジグ,ロバート[クンジグ,ロバート][Kunzig,Robert]
フリーランスの科学ライター。海洋学に関する『Mapping the Deep』は2001年、優れた科学書に贈られるアヴェンティス賞を受賞

内田昌男[ウチダマサオ]
埼玉県生まれ。現在、(独)国立環境研究所の化学環境研究領域主任研究員。1998年、東京農工大学大学院博士課程修了。筑波大学および北海道大学低温科学研究所の博士研究員、米国ウッズホール海洋研究所博士研究員、海洋研究開発機構の地球環境観測研究センター古海洋研究グループ研究員を経て現職

東郷えりか[トウゴウエリカ]
上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。