内容説明
患者の免疫細胞を体外で強力に活性化、数百億のリンパ球がガンを抑え込む。手術、放射線、抗がん剤とは異なる期待の先端医療。
目次
1 肺に転移したがんは消失していた―ある患者家族の手記
2 がん患者さんたちとの約束
3 「免疫細胞療法」を臨床の場でスタート
4 現在のがん治療、その問題点は何か―臨床医としての指摘と提言
5 瀬田クリニックでの治療の実際と、その成績
6 がんを抑える免疫細胞をいかに活性化するか
著者等紹介
江川滉二[エガワコウジ]
1937年、東京都生まれ。63年、東京大学医学部卒業。68年、東京大学生物系大学院博士課程修了、医学博士。東京大学医科学研究所で長年、基礎医学の面から、がん免疫研究に携わる。84年、同研究所教授。97年、東京大学名誉教授。99年、がんの新しい治療である免疫細胞療法の専門診療施設「瀬田クリニック」を開設、現在、付属研究室も含めた全体の所長を務める
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