出版社内容情報
恋愛、結婚などに向き合うとき、発達障害をかかえた女性、そしてパートナーはどうすればよいのか。第一人者が丁寧に教える決定版。
内容説明
発達障害のある女性は成長とともに、女性特有の“生きづらさ”や周囲との“ズレ”を抱え、社会に出てからもさまざまなトラブルに直面します。それでも「自分の努力が足りないせい」「自分はダメな人間」と、自らを責めてしまう場合が非常に多いのです。発達障害は生まれつき脳機能になんらかの不具合があり、成長の過程でさまざまな特性や問題があらわれ、不適応の状態になることがわかっています。精神的な症状ではなく、認知(理解や行動)に問題があり、生活や学習上に問題が生じることも明らかになっています。けっして親の育て方や本人の性格のせいではないのです。
目次
女性の生きづらさは発達障害が原因?
女性の発達障害を理解する三つのポイント
「ガールズトークができなくてもいい」と考えを変えよう
体調不良で倒れるまで頑張ってしまう理由
体に異常はないのに「疲れた」ときの解決法
「片づけができない」と自覚したときの対処法
ADHDの女性は多動性が「おしゃべり」にあらわれやすい
ADHDは投薬という選択肢もある
「今、自分はなにをしようとしているのか」を考えてみる
発達障害のある女性の“恋愛”から“結婚”
発達障害のある女性の結婚生活と“カサンドラ”
発達障害のある女性に向く仕事・向かない仕事
現代は仕事へのアプローチの仕方がいろいろある
発達障害のある女性が生き生きと仕事をするには
発達障害のある女性に職場ができること
著者等紹介
宮尾益知[ミヤオマストモ]
東京生まれ。徳島大学医学部卒業、東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックを開院。専門は発達行動小児科学、小児精神神経学、神経生理学。発達障害の臨床経験が豊富(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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