出版社内容情報
記憶力がいい=頭がいい、は間違いだ! 情報過多の現代、脳の記憶回路と創造性、幸福感に不可欠なパワー「思い出す力」のすべて。
目次
1章 脳はすぐにとらわれる
2章 ど忘れしたって大丈夫
3章 自分をモデルチェンジする
4章 あなたが気づいていない脳の可能性
5章 思い出す力でクリエイティブになる
6章 思い出す力を高める8つのレッスン
創造性を高めるための20のアクション
著者等紹介
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京生まれ。脳科学者。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞、2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
24
記憶には「覚える」「保存する」「思い出す」という3つのプロセスがある。思い出すことでアウトプット脳にしていく。覚えるときに大事なのは感情。度忘れは大きなチャンス。これは絶対に知っている→やっと思い出す→ドーパミンが出る。粘り強く思い出そう。思い出すことは脳のビタミンになる。自信や意欲は根拠なく持っていい。自分が掴んだ幸運の原因を掘り起こしてみる。などなど・・2023/03/06
ロア
15
自分の脳の中にしまいこまれたまま思い出されることも無い様々な記憶を掘り起こし、今に活用するためのノウハウが説かれています。タイトル冒頭の「ど忘れをチャンスに変える」は本書のメインテーマではありませんが、ど忘れって面白い現象だなと。自分はそれを知っていることが分かっているのに、それが何なのか思い出せないって、よく考えると不思議だなぁ(*´Д`*)そんな時は諦めずに自力で思い出すと、快楽物質であるドーパミンが放出されるそうですよ! 2019/11/19
TAKA0726
11
物事はインプットしただけでは単なる情報、何度も思い出し自分の生活で役立てる事により知恵に変わる。覚える時に大事なのは感情、記憶は覚えるだけの物ではなくよく保存しよく思い出す事が重要。リラックスしている時に記憶は整理されるがあえて思い出す事も重要。創造性=記憶×意欲。個性を発揮するとは、周囲と協調しながら自分の居場所を作る事。日常生活に余裕を作る事。初めての事や現状と正反対の事を自分に向けて質問すると思い出しやすい。自分の感情を発見し、恥をかき、世代の違う人と話しターニングポイントの出来事を振り返る。2019/09/09
あまつ
5
想像してた本(学習したことを効率的に思い出すノウハウ本みたいたもの)とは違ったけど、これはこれでありかな。 感情を巻き込み、無意識の声に耳を傾け、刺激のバランスを取り…思い出す力を強化しながら、豊かな人生を送ろう! という感じ?2020/10/22
Tsuka
4
セレンディピティを大切にする。確固たる目標を持ってはいなかったとの事。脳科学者になったのは偶然の出会い。2021/11/22