出版社内容情報
子ども達がこの世界で生きていくときに最も必要なものは、あたたかくて強い心。児童精神科医からすべての子どもと共に生きる人々へ。
佐々木 正美[ササキ マサミ]
児童精神科医。川崎医療福祉大学教授。ノースカロライナ大学臨床教授。新潟大学医学部卒業。東京大学精神科、東京女子医科大学小児科、お茶の水女子大学児童学科で講師を勤めつつ、小児療育相談センターに勤務。
内容説明
子どもにとってもっとも大切なものは、どこででも根を張り花を咲かせることができる、あたたかくて強い心。この本は、いつでも親子を幸せにします。
目次
教育も建築物も、一番大切なのは土台です。そして、一番やり直しがしにくい部分です。
トイレトレーニングなどは、叱りすぎも、ほめすぎも、どちらも子どもの自律を妨げることにつながります。
「叱られてもすぐに忘れる」「失敗しても同じことを繰り返す」これは、幼児期の子どもの大きな長所です。
子どもの反抗は、喜ぶべきものです。「だって」が始まったら、「やっと来たか」と、その後の成長を楽しみにしながら接しましょう。
「なんでもひとりでできるようになること」が自立ではありません。他人との調和のなかで主体性を発揮して暮らしていくことが本当の自立です。
子どもがのぞむことをみな与えるのが過保護、親がのぞむものだけを与えるのが過干渉。
金銭で物を買い与えるより、手塩にかけて育ててください。手をかけすぎて子どもがダメになるなどということは、けっしてありません。
小さいころの「将来の夢」は荒当無稽でもかまいません。自己肯定感をもった子はやがて現実的な夢を着実に実現していきます。
競争心、協調性、このふたつを健全に育てるには、たくさん友だちを家によび、友だちの家にもたくさん遊びに行くことです。
「ひとりで何かに取り組むこと」は勤勉であることとは違います。勤勉さとは、仲間のなかで何かの役割を果たそうと努める姿勢です。〔ほか〕
著者等紹介
佐々木正美[ササキマサミ]
児童精神科医。1935年、群馬県生まれ。新潟大学医学部卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学児童精神科、東京大学精神科、小児療育相談センター、川崎医療福祉大学などで子どもの精神医療に従事。専門は児童青年精神医学、ライフサイクル精神保健、自閉症治療教育プログラム「TEACCH」研究。糸賀一雄記念賞、保健文化賞、朝日社会福祉賞、エリック・ショプラー生涯業績賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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