出版社内容情報
没後20年を迎える哲学者の新たな姿。宇野邦一×鵜飼哲、小泉義之×千葉雅也、江川隆男×堀千晶、檜垣立哉、廣瀬純他。
目次
対談
文学者が読むドゥルーズ
展望
生成
内在
動物
闘争
主要著作ガイド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
3
ドゥルーズの沃野と荒野を駆け抜ける一冊。萩世いをらのテクストは楽しいな。ちゅーか文学やってる人のドライブ感はどーしても楽しくなる。流れ一元論のドゥルーズを小泉義之が批判してたり大いなるものへの、たとえば詩人が唱えたりする自然への一体感みたいなものを千葉雅也が拒絶したりしているけど、たとえそういう雰囲気を掴ませるものであっても、そうしたものが人を楽しくさせてしまうのも確かなんだよな。笙野頼子の文章、なかなか利かせおる。…まぁ、この本よりドゥルーズ本人の書いたものの方がおもろいす。2020/07/16
かんちゃん
1
最新の研究動向について、幅広く論じたり対談したりする一冊。正直?と思う論考も混ざっているものの、多くは今までうまく言語化できなかった部分を端的に言語化してくれるので助かる。グーグル・ドゥルージアンとはよく言ったもんだなと思った。つながる社会にすべてを結びつけようとする、新たなる、多角形のオイディプス。2016/01/30
ささみ
0
パラ読み。ドゥルーズ って糸っぽい。2018/05/03