出版社内容情報
母と子の「関係」におけるこころの動きから見えてくるものとは? 屈折した「甘え」のかたちに着目し、発達理解の新しい地平を拓く。
【著者紹介】
1949年、鳥取県生まれ。医学博士。西南学院大学人間学部教授。日本乳幼児医学・心理学会理事長。『そだちの科学』編集委員。
内容説明
子どもだけを見ていても、ほんとうのことは分かりません。20年以上にわたって母と子の「関係」を診てきた精神科医が、ゆがんだ「甘え」のかたちに発達障碍の本質を読む。
目次
1 発達障碍は今どのように捉えられているか(発達障碍はどのように捉えられてきたか;「個」から見る発達障碍、「関係」から見る発達障碍)
2 乳幼児期の発達障碍に見られる母子関係(母子関係から見た乳幼児期の発達障碍;乳幼児期の母子関係の難しさはどこからくるのか)
3 「甘え」体験の質は人の一生を左右する(乳幼児期以降、発達障碍はどのように変容していくか;学童期;前思春期;思春期―「性」をめぐる混乱;青年期・成人期に入ってはじめて浮上してくる問題)
4 発達障碍をどのように治療するか(発達障碍に対する心理療法の原理と原則)
著者等紹介
小林隆児[コバヤシリュウジ]
1949年、鳥取県生まれ。医学博士。九州大学医学部卒業。福岡大学精神医学教室に入局後、大分大学、東海大学、大正大学を経て、西南学院大学人間科学部教授。児童青年精神医学会認定医、精神科専門医、精神保健指定医、臨床心理士。日本乳幼児医学・心理学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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