出版社内容情報
もしあなたの家族や恋人が余命僅かだと知ったら?在宅ケアやホスピスのこと、本人の心との向き合い方まで、不安や疑問に答える一冊。
【著者紹介】
1987年看護師有志を中心に、がん終末期の患者と家族の為によりよいケアのあり方を研究・普及することを目的に発足。患者や家族のサポートグループ「がんを知って歩む会」や「がん電話相談」等の活動も。
内容説明
心穏やかな旅立ちのためにできること。ケアの専門機関による、後悔しない付き添い方。
目次
第1章 余命を告知されたとき、家族にできること
第2章 がんとともに生きるために
第3章 「緩和ケア病棟・ホスピス」での生活を支えるために
第4章 自宅での生活を支えるために
第5章 限られた時間をどう過ごすか
第6章 看取りから死別の悲しみが癒えるまで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えむ
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ガン患者家族へのメッセージ。余命の伝え方にはいくつも種類があって、無言が肯定になる場合もあることなど勉強になる。それに加え、患者への寄り添い方、家族にできる事、介護や医療の制度・金額について…全ての人の感じ方は同じではないけれど、この本は教科書として道標になる。2015/10/09
ヒトミンハルリン
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ホスピス、在宅介護、看取りとその後について、その時になってみないとわからないことが当事者目線でわかりやすく書かれている。2014/11/05
yuko
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大切な人が余命宣告されたらとは考えたくないが、できるだけのことをしたいからこそ学びたいことがある。告知とセカンドオピニオン、緩和ケア病棟とホスピス、自宅生活を支えるアレコレ等。一人一人状況は違うけれど、この本はそれぞれの疑問の軽減に役立つように構成されていて、手元に置いておきたい気持ちにさせられる。最近読んだ看取り関連4冊は老健施設の貸出コーナーで見つけたもの。巻末に「〇〇施設長より寄贈H26」とある。少し前の著作になるが、5年以上前からこのような本を読み、考えてくれた医師が身近にいてくれることが嬉しい。2020/01/28