内容説明
戦後日本の変遷のなかで、「女性初」を歩み続けた著者が、引退した今だから語れるこの国の過去と未来。
目次
第1部 政治家に必要なこと(求められたことにどう応えてきたか;今の政治家に足りないものは何か;女性議員を増やす意味)
第2部 「女性初」を生きてきて(離れて見た政界;政治家の実情;政治の裏で考えたこと)
第3部 時の変化とともに(英語との出会い;「女性初」のはじまり;国会へ;政治家としての仕事)
著者等紹介
森山眞弓[モリヤママユミ]
1927年生まれ。津田塾専門学校外国語科を経て、東京大学法学部卒。労働省婦人少年局長を経て、参議院議員三期、衆議院議員四期を務め、2009年に政界を引退。旭日大綬章受章。環境庁長官、官房長官、文部大臣、法務大臣を歴任。現在、白鴎大学学長、財団法人日本カメラ財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぼのぼの
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世代的に良妻賢母の思想を抱く女性が多い中、森山先生の行動力や積極性は、当時としては珍しかっただろうし、だからこそ政治家として大成したと思う。教育は国家の存続・発展において必須要素であり、政府は時代に沿った教育を実現する必要がある。旧文部大臣を歴任されたからこそ、明治の遺物である旧教育基本法を改正する必要性を実感していただろうし、実際の改正作業には相当な苦労が伴っただろう。愛国心の意味を履き違えると戦前に逆戻りする危険性があるが、教育を介して国民が自国を大切に思う心を育むことは、自己帰属の点から重要てある。2023/11/14
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