思想としての3・11

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  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309245546
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0010

内容説明

あの日から何が変わったのか、何が変わらないのか、何を変えるべきなのか。生、死、自然、震災、原発、国家、資本主義…。思索者たちがいまこそ問う。

目次

砕かれた大地に、ひとつの場処を(佐々木中)
日本人は何を学ぶべきか(鶴見俊輔)
これから人類は危ない橋をとぼとぼ渡っていくことになる(吉本隆明)
戦争から、神戸から(中井久夫)
技術はもう人間の手に負えない?(木田元)
二つの神話と無常戦略(山折哲雄)
未来からの不意打ち(加藤典洋)
はじまりもなく終わりもない(田島正樹)
世界を愛するということ(森一郎)
考えなくてもいくらでもすることはあるしたまには考えた方がよいこともある(立岩真也)
出来事の時―資本主義+電力+善意のナショナリズムに対して(小泉義之)
自然は乱暴であるにきまっている(桧垣立哉)
われら「福島」国民―3・11以降を生きるためのアジテーション(池田雄一)
労働=生の境界に際会して―3・11をめぐる備忘録(友常勉)
中間休止と脆弱さの規模―天災と人災の究極的融合について(江川隆男)
3・11以降の地球的アナキズム(高祖岩三郎)
原発から蜂起へ(廣瀬純)
『来たるべき蜂起』翻訳委員会 反原発のしるし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fonfon

7
巻頭の佐々木中氏が私の偏愛する坂口安吾の「堕落論」に延々と言及されている事に驚く。生まれながらのアジテイターなんだこの人@@著作も読んでみたい。中井久夫先生の文章、いつもながらのフェアでcoolでwideな現状分析、その上熱いメッセージをうけとりもっとも感激した。日本人の付和雷同癖、日本人は団結すべきだという方向へ向かわないか懸念されている。「戦争とはっきり違うのは天皇陛下がやめるといってもやめられないことだ。」鶴見俊輔の文にはいささか衰えを感じ、悲しかった。89才。同い年の寂聴さんに負けないで!2011/06/19

なつき

2
『思想としての3・11』読了。河出書房新社編集部編、2011年6月20日、河出書房新社。出版年を見てもわかるように、3・11があったあと緊急刊行されている。各人が「究極的な意味では当事者ではない」が、語り、すくなくとも語ろうとし、結果的にだからなにかを語っている。貴重な本。2018/08/10

mainasushikou

1
全体的に散漫な印象。ただ、震災直後、加藤典洋氏のいう「人文系の知的メディアと自然科学系の知的メディアの落差」(p.81)を私も感じた。「人文的な知とは何とナルシスティックな産物か、と思うのですね。「頭がいいだろう」という声が聞こえる。その部分が遊びだし、ナルシス的なんです。ちょっと悠長に感じられる。文学の本質は「遊び」なのですが、とはいえ、養老孟司がよく、文系の奴らは、という感じが少しわかる気がするのです。」(pp.82-83)言葉には力がある。しかし、人文知の言葉は一体どこに向けられているのだろう。2012/07/14

新井徹

1
佐々木中はバルトのファシズムの定義、“それは発言を「禁ずる」ものではなく発言を「強要する」ものである” を引いた上で“「知識人の責任」の名の下に震災を「ネタ」として語らされる圧力”を指摘している。「お題は大震災と原発事故、はい、一番頭がいいのは誰?」という思想・批評ゲームだと。加藤典洋は、中沢新一と生物学者の池田清彦の言説を比較し「(理系に比べて)人文的な知とは何とナルシスティックな産物か」と自省も含めて批判する。“文系と理系とにまたがる知的志向”の重要性を知った、という加藤の言葉にはとても共鳴した。2011/10/16

v&b

1
読書メーターのみなさんの感想はキビしいですが、相応の理由があると思います。ビッグ・ネームが並びますが、編集の意図がボンヤリしている印象。聞き手がよければ、例えば吉本隆明氏からはもっと引き出せたのでは。みなさん高評価の佐々木中氏については、前置きがクソ長いという第一印象。さいごまで読めば成程とはおもうけど、話が長い。もっとサクサクゆかないものかなー。この感想も長いですが。加藤典洋氏の文章は加筆前のものを含めて三読だったけれど、やはり信用できるかな、と思いました。むしろ佐々木氏よりも「若い」印象すら受けました2011/10/09

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