明治・大正・昭和・不良少女伝―莫連女と少女ギャング団

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309244983
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

堕落した書生を成敗せよ! 不良集団の四谷ハート団を率いたジャンダークのおきみ等、明治、大正、昭和を彩った不良少女たちの生態が今明かされる。第四回河上肇賞奨励賞受賞作。

内容説明

自由を追い求めた近代少女たちの軌跡。堕落書生を成敗する銀杏返し組、春をひさぐ丸ビルハート団…すれっからしのバッド・ガールたちが、魔都・東京を跋扈する。

目次

第1章 明治―銀杏返しの莫連女たち(明治という時代;不良少年少女の誕生;明治期の莫連女 ほか)
第2章 大正―洋装の不良少女団(大正時代と不良問題;文界の不良少年団;不良化の原因1 悪いのは上流、下流?それとも中流? ほか)
第3章 昭和―断髪の少女ギャング団(昭和初期と不良の傾向;女優志願がギャングの首領に ほか)

著者等紹介

平山亜佐子[ヒラヤマアサコ]
兵庫県芦屋市生まれ。文筆家。時代に埋もれた破天荒な女性の生き方を対象とした研究や執筆を行うほか、歌のユニット「2525稼業」のヴォーカリストとして、明治・大正・昭和の俗謡等を発掘し、紹介している。2008年「明治 大正 昭和 莫連女と少女ギャング団」で河上肇賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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みーまりぽん

18
読了までにずいぶん長く時間がかかってしまった。といふのもぶっちゃけ途中でちょっと飽きが来てしまひまして・・・ 1924年の丸ビル美人タイピスト林きみ子(ジャンヌダークのおきみ)率いるハート団の事件を知りトキめいた著者が、調べ集めた明治から昭和初期に至る不良少女事件録。当時の新聞などによる報道記事を多数紹介しており、それぞれ興味深いとはいえ、井上章一解説解説に述べるとおり「著者による分析がない訳ではありません。しかし、全体として、ずいぶんひかえ目に書いています」ので、読み物としては食ひ足りなひ気がしました。2023/12/28

shouyi.

6
明治から昭和までの不良少女を当時の報道(新聞、雑誌)から集め考察している。庶民向けの新聞の掲載されたからか、三文記事のようで、けして社会問題のようにはとらえていないのが現代とは大きな違い。2021/03/07

澤水月

6
血桜団、隼のお金、シベリアお菊、紅灯恋慕会…名付けがかっこいいな! 不良なのは記者もだという指摘が実に興味深い、ネタで強請る輩もいたとか。戦後不良史や新聞記者史も手がけて欲しい2010/04/13

E

5
世間の常識から逸脱した女性に興味があり。ハート団などハイカラな名前の徒党を組んだ不良少女たちの犯罪を主に新聞記事から読んでいくのも興味深いが、著者の、犯罪は犯罪だが彼女らが罪を犯した社会背景なども考慮し基本的には親しみのある目で彼女らを見ているのがかなり好きだ。「わがハート団の」とか言ってたり。新聞記事が現在のものとかなり違って驚く。住所など丸出しだったのは知っていたが面白い読み物もして書かれていたりかなり主観が入っていたり名前や年齢という基本情報さえ出てくる度に違っていたり。公平さや信憑性はない。2020/07/19

印度 洋一郎

5
明治時代から昭和11年頃までの、不良少女の歴史を新聞記事を元にたどる。大正末期、丸ビルを根城にしていたハート団を率いる「ジャンヌダークのお君」という女傑がいたらしい。その他、色々と今で言うと実話雑誌風の記事が色々出てくるが、読売新聞のものが多い。どうも、昔も犯罪記事は人気があったようだ。文体も講談調だし、変装して不良少女達を追跡するルポが目立つのも面白い。中でも母親と組んで、外人相手の娼婦まがいのことをして、金銭トラブルから発砲事件まで起こした少女の話を、執拗に伝える露悪趣味満点の記事も面白過ぎ。2010/06/01

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