日本赤軍私史―パレスチナと共に

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  • サイズ B6判/ページ数 511p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309244662
  • NDC分類 316.5
  • Cコード C0031

内容説明

数々の作戦行動で世界を震撼させた日本赤軍―そのリーダーがパレスチナへの熱い思いをこめつつ、創生から解散までの全軌跡を痛みとともにはじめてあきらかにした渾身の力編。

目次

日本赤軍の前史として―日本赤軍が生まれた時代(60年代‐70年)
パレスチナ アラブの戦場で(71年)
連合赤軍に対する態度(72年)
リッダ闘争(72年)
ドバイ闘争と第4次中東戦争(73年)
日本赤軍の誕生をめざして(74年)
日本赤軍としての闘い(75年)
77年5・30声明による転換―自己批判(76‐77年)
国際主義のとらえ返しとさらなる変革へ(78‐80年)
70年代総括から日本へ(80‐82年・イスラエルのベイルート侵略以前)
ベイルートは戦場―80年代の闘い
インティファーダとパレスチナ国家独立宣言―80年代のパレスチナ解放闘争
東欧・ソ連崩壊と私たち―人民革命党結成へ
世界史の転換期―グローバリズムの90年代
日本赤軍の解散

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TURU

6
テルアビブ空港襲撃事件の3人の様子が書かれている部分が鮮烈でした。死に出向くのに、安田氏の「じゃ、あばよ」って笑った顔のまま走り去った。と言う部分には感動すら覚えました。でも、自分はテロや襲撃、人を傷つける行為は否定します。2012/08/11

テツ

4
最初に書いておくけれど僕はこの革命かぶれの犯罪者集団は大嫌いだ。破壊衝動を満たしたいなら正義の仮面なんて被らずに正々堂々と暴れたらいい。大義を背負わなければグレることもできない姿勢が大嫌いだ。本当に切実に共産主義的な思想を理想とするのなら貴方達はもっと賢く立ち回るべきだった。時間をかけて国の中枢に入っていくべきだった。それをせずに叶うはずもない理想を盾に暴れたせいで共産主義的思想は危険な玩具か、時代遅れの遺物の様になってしまった。色々な理由と感情を込めて、理解できる部分もあるけれど、僕は貴方達が嫌いだ。 2013/05/21

火曜日

2
「主体的に行動する」活動家にとって、客観的「歴史的事実」と実存的「そのとき私は」の書き方は悩みどころだろう。後者が多いと煩くなり、また「私」が目立つ。著者の主眼は「私」でなく「死んだ仲間」であり、この本は文体や構成のバランスを計算していると思う。新左翼の闘争はおしなべて「こいつらと一緒になりたくない」に端を発すると思うが、重信氏は国内勢より自然で素直な方という印象だ(私は永田の人工的倫理観が好きだ)。蛇足だが、版元編集者がふるう露骨なセクト主義は、日本左翼のセクト主義を批判する著者と相容れないはずである。2022/05/31

yomomo

1
日本赤軍についても知りたくなったので読んでみた。ずーっと箇条書きを読まされているような感じで読みづらかった。著者は物書きではないので仕方ないか。図書館本。2022/03/17

猫草

1
ゲバラに憧れて革命か!革命の中身は時代とともに移り変われども、どこまでも革命か・・・2010/10/11

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