出版社内容情報
偶然をめぐる論理と倫理を、競馬予想を切り口に気鋭の哲学者が考察。賭博の本質にせまり、リスク社会を論じながら、生そのものを問う
内容説明
競馬をめぐるかつてない洞察にはじまり、ドゥルーズ/九鬼周造/フーコー/ドストエフスキーを斬新に読み解き、偶然の論理と倫理、そしてリスク社会の生をラディカルに問う、気鋭の哲学者による哲学の賭博。
目次
第1章 競馬の記号論(タカモト式とライプニッツ;競馬の経験論 ほか)
第2章 賭けることの論理―九鬼とドゥルーズ(偶然性と出来事の時間;出来事性の分類論 ほか)
第3章 賭けることの倫理―リスク社会と賭博(生きることの倫理;構造の無責任 ほか)
終章 賭博者たち(ドストエフスキー;一九九一年五月府中・二〇〇五年五月梅田 ほか)



