内容説明
平気で違法行為に手を染める老舗企業、すぐキレる未成熟な若者たち、外国に反論すらできない政府…いつから日本はこんな恥知らずな国になってしまったのか?在英18年、日本人としての誇りを胸にロンドン金融街の第一線で働いてきた著者が日英を比較し母国を見つめ直す、今こそ読むべき日本論。
目次
第1章 日本人はいつ「恥」をなくしたのか(「恥」を知る日本人;「世間」と「恥」の関係 ほか)
第2章 「恥知らず」で「みっともない」現代の日本(タヌキとケータイ;今の日本に大人はいるか? ほか)
第3章 日英の違いが教えるもの(なぜイギリスの電車には痴漢がいないのか?;ウィリアムさんの真意 ほか)
第4章 非現実社会を漂流する日本人(闇の欲情とフェティシズム;アニメもフィギュアもメイドも ほか)
第5章 日本人の心を支えるもの(日本人の精神的支柱;「心の錘」としての古典文化 ほか)
著者等紹介
渡辺幸一[ワタナベコウイチ]
エッセイスト、歌人。1950年北九州市生まれ。73年北九州市立大学外国語学部卒業。90年イギリスに移住。18年間、ロンドンの金融街シティで、英系銀行の財務アナリストなどとして勤務した後、現在は文筆業に専念。93年朝日歌壇賞、95年角川短歌賞、97年北九州市民文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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