「虐待」は愛からおこる

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309244112
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0011

目次

プロローグ 「虐待」は愛からおこる
第1章 誰にでも「虐待」はおこりうる
第2章 高学歴家庭の「見えない虐待」
第3章 「虐待」を招きよせる“強迫”社会、それが現代
第4章 私の親子三代「原風景」
第5章 親と子の「原風景」づくり―親子関係は「ピンチがチャンス」

著者等紹介

富田富士也[トミタフジヤ]
1954年、静岡県御前崎市出身。教育・心理カウンセラーとして青少年への相談活動を通じ、コミュニケーション不全に悩み、「引きこもり」続ける子どもや成人、そしてその親や家族の存在に光をあてる。現在は、幼児教育も含め、相談のためのカウンセリングから生活・日常に生かすコミュニケーションワークの普及に努めている。子ども家庭教育フォーラム代表。文京学院大学生涯学習センター講師。日本精神衛生学会理事。日本学校メンタルヘルス学会運営委員。日本外来精神医療学会常任理事。NPO法人保育ネットワーク・ミルク顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツバメマン★こち亀読破中

20
「身体的虐待」などはもちろんNGですが、教育熱心の余り、親が自分の願望やエゴを「子どもの将来のために…」と一方的に押し付けてしまう「見えない虐待」が心理的に子どもを傷つけ苦しめていると。うーむ…それならどうすれば?完璧な親なんてどこにもいないしマニュアルもない。素直に家族で思いをぶつけ合い、弱いところも見せ合えば、親も子も成長していくのかなと思いました。「せめぎ合って、折り合って、お互いさま」という著者の言葉が身に染みます。お母さんはもちろんお父さんにもオススメでっす。2015/09/24

オリーブ

10
「虐待」と言う言葉から身体的なものを一番にイメージするのだが、この本では主に心理的な側面からみたものでした。それ故にそれは表面化されにくく「見えない虐待」と言えるのでしょう。子育てはゆっくりと待つことを強いられることもありまたそれは待てない自分と向き合うことでもあり、それが何より難しいのです。この種の本のカウンセラーのような著者はきっと立派な人格者なんだろうな~といつも感心しながら読んでいたが、富田さんはご自分の両親や娘さんとの関係のある意味隠しておきたかった面もさらけ出していて共感する部分も多かった。2015/09/06

星野

0
うーん、泣きました。作者の考え方が広くふかあい海のよう。すごく素敵。虐待とか引きこもり、って、本当にいつ何時も起こり得る現象だ。人間のエゴや理想論って、誰にでもあると思う。家族って、本当に難しいものなんだ。血だけじゃ割り切れないなにかがある。愛、って、本当に面倒くさいんだ。とてつもなく尊くて美しいものほど、きっと繊細で取り扱うのも一苦労だ。私たちは理屈抜きで、その面倒くささと付き合っていくんだろう。2009/03/13

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