内容説明
『論語』はアンチ・ヒューマニズムのブルースだ。「中庸原理主義」を扇動する不穏な思想家・孔子。
目次
第1章 人生の根源的な“容易さ”について(「狂」としての孔子;「仁」の内面的解釈;「仁」の外的解釈 ほか)
第2章 仁者はさまざまな人間的「領域」を駆け巡る(「仁」とは人間性をはみ出すものだ;どんな行為にも「仁」にかなったものとそうでないものがある;「中庸」原理主義者であれ! ほか)
第3章 世界のただ中にあって「仁」をもって人生をまっとうする(孔子と老荘哲学;人生をゲーム化し美しくプレイする)
著者等紹介
石川忠司[イシカワタダシ]
1963年東京生まれ。1989年「修業者の言語―中原中也論」で群像文学新人賞受賞
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