内容説明
すべてのビジネスに必須となる「生命体経営学」とは?今日の、インターネットをはじめとする情報ネットワークの進歩は、あたかもヒトの脳・神経系のシステムのごとく高度に展開されつつある。それはまさに、社会や企業が生物的な動きをしはじめたといってよい。生命体はこの地球に誕生して以来、幾多の英知をもって厳しい環境に順応・進化し、命を存続させてきた。この英知は、これからの企業が厳しい淘汰圧の中で生存競争する英知と、相通じるものである。生命体経営学とは、生物化する社会において、生命英知をもって企業をマネジメントする、必要不可欠の新理論なのである。
目次
プロローグ この経営革命なくして企業に未来はない
第1章 「生命体経営学」の登場は時代の要請に他ならない(IT革命の潮流に乗れる企業と乗れない企業;IT革命が新しい経営スタイルを生み出した ほか)
第2章 新マネジメントの核は「生命体の英知」にあり(生命体経営学のベース「生命体システム」とは;生命体としての人間の機能と活動を見る ほか)
第3章 来るべき「脳業社会」の全貌が見えた(二一世紀初めに展開する脳業社会とは;脳具を駆使した脳民の仕事とは ほか)
第4章 勝ち残るための「生命体経営」のノウハウ(IT革命時代に経営者はどう活動すべきか;全員が経営に参加するメリット ほか)
著者等紹介
藤田史郎[フジタシロウ]
1929年、栃木県生まれ。53年、茨城大学工学部卒業後、日本電信電話公社に入社。取締役、常務取締役を歴任後、88年にNTTデータ通信株式会社(現、株式会社NTTデータ)代表取締役に就任。現在は同社相談役。日本環境倶楽部、日本品質管理学会、人材開発協会などの会長を務めるなど、他分野でも精力的に活動し、99年にはフランス国家功労章「オフィシエ」を授章。著書に『高度情報社会への展望とその対応』『革新的企業戦略』など
飛岡健[トビオカケン]
1944年、東京都生まれ。73年、東京大学工学系大学院博士課程修了。東大のロケット・人工衛星打ち上げ、研究に従事した後、哲学、社会学、経済学、心理学、生物学を修め、それらの学際的統合を目指して、研究を進める。75年、現代人間科学研究所を設立し、国や企業の委託研究や講演などで活躍している。金沢工業大学客員教授。近著に『「ストップ・ザ・介護」宣言』(ごま書房刊)がある
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