民具の博物誌 (増補版)

民具の博物誌 (増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309241487
  • NDC分類 383.9
  • Cコード C0039

内容説明

なつかしい「もの」に囲まれた暮らし。道具と日本文化。

目次

食べる―台所用具の民俗
飲む―酒器の生活史
装う―ファッションの源流
住まう―家屋の構成
点す―灯火の歴史
遊ぶ―四季の玩具
祈る―吉兆招来
民具の過去・現在・未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナクマ

31
大阪市立博物館学芸員/歴博教授による民具エッセイ集。写真・イラストは少々。面白く読了。◉曰く、製作技術だけでなく、使用技術も技術である。なかには現代人も及びもつかない知恵がひそんでいる。自在鉤のテコ木の呪具性。「笑うカド」は門(もん)ではない。酒樽→醤油樽→下肥貯蔵桶へのリユース。薩摩の藤櫛って?◉惜しいのはそれぞれの執筆年がわからないこと。「近ごろ七福神巡りが盛んになってきた」「昨今の下着ブームには目をみはる」いつなのか。90年刊行だから60〜80年代か。そこは記載が欲しかった(増補版にはある?)。2020/07/25

よちゆし

1
民具の、博物誌というだけあって、起源から使い勝手までを詳しく解説している。今は目にしないものもあるので、インターネット検索で画像を見ながら読み進めたりもした。漢字も結構難しかった。こちらは、電子辞書に調べながら読んだ。多くのものが、古くからあることに驚いた。そして、遊びのつもりが賭博に変遷し、幕府の禁止令が出されるということの多さに、人間の本性を見た気がした。ランプのように、外国から入ってきたものも、日本のくらしに合わせて工夫されたあたりが、好ましく読めた。2023/03/12

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