内容説明
エコロジー思想は正義の味方、全能の神か?二十世紀思想史において―大潮流を形成したこの思想の知られざるルーツをあきらかにし、多様な展開を克明にあとづけることによって、そのヨーロッパ的特性を考察する気鋭の学者による話題作。
目次
第1部 エコロジーの政治理論(序論;マニ教的なエコロジスト)
第2部 エコロジーの歴史(生物学と全体論;エネルギー経済学;コミューンとコミュナード;北ヨーロッパへの回帰;エコロジズムの文学;総称的ファシズム・エコロジズムは存在したのか?)
第3部 エコロジーはドイツ病か?(森の冷気;シュタイナーとの関わり)
第4部 ニュー・エイジ(緑と赤と反核教徒;エコロジズムの政治経済学)